【2023年版】インタビュー総集編(前編)

2023年のインタビューを総集編としてまとめました。

ライター長谷川の特に印象に残っている言葉を、少しずつですが引用しています。

YouTubeの動画もぜひ再生して楽曲を聴いてみてください。

本編を読みたい場合は、オレンジ色のリンクをクリックしていただくと各記事に飛ぶことができます。

NOAさん

2023年のインタビューは、初登場のNOAさんからのスタートでした。

撮影:内田智之

<アルバム『NO.A』で魅せるアップグレードした表現力>

ーー年明けに、8LOOMの活動が終わって少しナーバスになってしまったことをSNSでも打ち明けていましたよね。あの日のインスタライブが印象に残っています。

NOA:1日で見た夢が今までのすべてだったんじゃないかというくらい、現実感がありすぎて打たれましたね。ドーンって。僕に限らずメンバーみんなそうでしたし。現実を受け止めたくない気持ちがありました。ただ年を越しただけなのに、12月31日までに起きたことがすごい前にも感じたりとか。悲しくもあり、その分楽しかったんだなという感じがしましたね。

BALLISTIK BOYZ

2023年は2回インタビューさせていただきましたが、こちらは最初に行なった「Ding Ding Dong」のインタビュー(前編・後編)です。

前編<「ずっと待っていてくれたファンに贈る歌」メンバーによる楽曲解説>

深堀:利樹や力也とは普段から遊びで曲作ったりもしていたので、2人のセンスには信頼があったので何の心配もなかったんですけど、想像以上のものを2人が考えてくれましたね。

ーー奥田さんは、深堀さんのビートが出来上がって最初にどう思いましたか?

奥田:「絶対にいいのができるな」っていう直感がありました。メンバーだからとか関係なく、シンプルに、もしたくさんあるデモの中に未来のデモがあったとしても、断トツにこれを選んでいたと思います。今まで他のデモもスタッフさんなどに勧めてもらったりしていたんですけど、なかなか自分の思い描くようなものや、しっくりくるものがなくて。その時に未来がこんなにもいいビートを作ってくれて、いいものができないわけないという自信が湧きましたし、実際いい曲ができました。

後編<「このままではだめだと思った」タイでの活動を経て見えたもの>

ーータイに行く前の会見の場で、日髙さんが「1秒も無駄にしない」とおっしゃっていたことがとても印象的で、もし帰国後にまた取材させていただけることがあったら、何を感じたのかお聞きしたいと思っていました。

日髙:本当に行ってよかったと思うのと同時に、僕はこのままではだめだと思いました。タイでは用意してもらえるのが当たり前の環境ではなくて、もちろん今までも関わってはいましたけど、周りに任せてしまっている部分もあったので。そういった部分で危機感を覚えて、もっと自分たちからも積極的に動いていこうという気持ちになりましたし、そのことはすぐにスタッフさんにも伝えました。

aimiさん・EMI MARIAさん

コラボのタイミングで同時に行うことが叶った、aimiさん・EMI MARIAさんへの貴重なインタビュー。

<みんながこのR&B度数を受け入れてくれた>

aimi:日本でコラボしたいアーティストって聞かれたらEMI MARIAってずっと言ってたんです。実際にコラボしてみて、音楽的に合うのはもちろん、人間的にこんなにも合うのかっていうのが衝撃で、出会うべくして出会ったという感じです。アーティストとしてのリスペクトは今も変わらないけど、一緒に曲を作る運命だったんだと思ってます。運命の相手です(笑)。

EMI:aimiちゃんはちょうどコロナの頃(2020年)に出てきて、日本語を交えつつ、ネイティブにも伝わる英語で歌える人がやっと出てきたなと思って、正直自分もthread(恐れる)じゃないけど、頑張らないとと思わされたし、嬉しいことでもあって。

FlowBack

2023年は2回インタビューを行いましたが、こちらは最初の『intersect』リリースインタビュー(前編・後編)です。

前編<365日FlowBackでいるのが当たり前だった>

Swan.J:歌詞は、結成10年で365日FlowBackでいるのが当たり前だったから、例えばライブが終わった帰り道とか、ふとした時に「自分ってFlowBackじゃなかったら何者だったんだろうな」と考えたことがきっかけになっています。

ーー深い問いですね。

Swan.J:僕の中で、メンバーそれぞれの帰り道をイメージして。最初の「夕闇の帷」という歌詞で徐々に暗くなっていくというところから物語が始まっていきます。

後編<FlowBackという場所を必死に繋いできた>

(Swan.Jさんのソロ曲「海月」について)

REIJI:水族館にいるクラゲっていっぱいいるじゃないですか? だから自分が見ていたものがいつの間にいなくなったりとかして。僕の解釈としてはそういう意味で、気付いたら終わってたという感じだった(笑)。だからこのテーマがいいなと思います。

れんさん

20歳のお誕生日を迎える直前に行なった、こちらも貴重なインタビューです。

<【20歳のバースデーインタビュー】大学生活とサッカーに打ち込んだ日々、音楽のルーツ>

ーーご家族はれんさんが今音楽をやっていることに関して、何か言っていらっしゃいますか?

れん:なんも。

ーーなんも!

れん:何やっても否定されなくて、何やってもいいよっていう家族なので。ただ、辞めるって言う時は止めてくれますね。それはありがたいです。サッカーを辞めたいと一度言った時も「あんなに頑張ってたのに、本当にいいの?」って言ってくれて。アントラーズのトレーナーさんもめちゃくちゃ期待してくれてたから、泣かれちゃって。そういうのを見て、監督とも意思疎通が図れるようになってまた活躍できたので、いいきっかけにはなりましたね。でも、両親は不安だとは思います。俺が言ったら聞かないことも知ってるので、任せるしかないんじゃないですかね。


2023年のインタビュー総集編、まずは前編をお届けしました。

初登場の方も、何度目かの方々も、Culture Cruiseにとっては全部を大切にできるペースで取材させていただいています。

真摯に答えてくださる皆さんに改めて感謝するとともに、本当に素敵な楽曲リリースのタイミングに立ち合わせていただいていることを実感しました。

インタビュー・編集 / 長谷川チエ

▼後編はこちら

ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。別業種からフリーライターとして独立後、Culture Cruiseメディアを立ち上げ、『Culture Cruise』を運営開始。現在は東京と神奈川を拠点としている。 カルチャーについて取材・執筆するほか、楽曲のライナーノーツ制作、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。趣味はレコード鑑賞。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!