キャッチーな曲が聴きたいけどそれだけじゃ物足りない時におすすめの邦楽10選

歌詞の内容がスッと心に入ってくるような、安心するJ-POP特有のメロディライン。あるいはつべこべ考えずに、耳慣れたサウンドに身を任せたい時がありますよね?あるんです!「キャッチー」=人気になりやすい、覚えやすい旋律。そう、J-POPはキャッチーの宝庫なのです。

でも、ただ耳慣れたJ-POPではなく、プラスαのかっこよさやスパイスが効いている個性的な曲。そんな楽曲たちを探すCulture Cruiseの旅に出かけましょう!キーワードは邦楽ということのみ。もちろん筆者が独断で企画して勝手にセレクトしたので、何の法則性もなくいろんなジャンルばら撒きました。

♪orion – 米津玄師

米津玄師さんといえば不協和音なメロディが特徴であり、普段の彼の楽曲は「キャッチー」というイメージではありません(と私は捉えている)。そんな中この楽曲はかなりのキャッチー寄り。

ご自身が手がけるイラスト中心だったMVにも最近は変化が見られ、テイストも変わってきました。しかし、米津さんの特徴的な声によって、彼の個性は保たれたまま、新境地へと繋がったのではないでしょうか。

orion
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♪アイネクライネ – 米津玄師

そんな米津さんの代表曲とも言える「アイネクライネ」もまた素晴らしいのです。

東京メトロのCMソングになっていたので、耳にしたことがある方も多いかと思います。CMソングというだけあって、サビの部分が非常にキャッチーなのですが、AメロBメロあたりは米津さんらしい優しさがあふれた曲です。

ちなみに、MVのアニメーションは米津玄師さんご自身が手がけたイラストによるものです。なんて多才な方なのでしょうか!この曲が収録されている米津さんの2ndアルバム「YANKEE」も、名曲ぞろいの素晴らしい出来栄えです。

アイネクライネ
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♪ありあまる富 – 椎名林檎

椎名林檎さんの音楽には独特なまでの世界観がある故に、簡単に触れられない雰囲気すら漂うのですが、この曲はメロディラインが聴きやすく仕上がっています。

ドラマの主題歌(嵐の松本潤さんが主演した「スマイル」)だったことも大きな要因かと思いますが、椎名さんがテレビドラマ向けに楽曲提供したのは初めてのことだったのではないかと記憶しています。

ドラマの主題歌として制作されたにもかかわらず、楽曲の持つ世界観は失われていなくて、心地よい旋律ながらも個性的であるという、いわば相反する手法を実現されている点が素晴らしい。

ドラマ自体を食ってしまうのではないかと思われるほどの存在感(でもきちんと融合していた)。Aメロからサビへと続く理解しやすいストーリーテリングは、富とその価値について、経済哲学の普遍的テーマにも迫るほどの深い意味を持つ内容となっています。

ありあまる富
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♪能動的三分間 – 東京事変

椎名林檎さんといったら東京事変の楽曲も外せません。

冒頭から、「カップ麺にお湯を注いで待っている孤独な時間に、あなたは如何するの?」といった意味合いのフレーズから始まるこの曲の寿命は3分。

カップ麺が出来上がるのを待つ3分はこんなに長く感じるのに、ヒットチャートは簡単に入れ替わる。だけど、音楽が私たちに及ぼす影響は計り知れない…私はこんな風に捉えているのですが、椎名さんの意図は違うのかもしれません。

同じ3分間でも朝、昼、夜とではまったく表情が変わるし、感じ方も人それぞれ。でも、時間は誰にも平等に訪れる…考えれば考えるほどに深みを増す神曲です。

こんなにかっこ良い演奏がぴったり3分間に収まる潔さもたまらず。

能動的三分間
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♪VAMPIRE’S LOVE – Japanese Version – VAMPS

L’Arc〜en〜Cielではキャッチーな楽曲も想像できますが、VAMPSはキャッチーというイメージとはまた少し違います。ただ、この曲は切なくて何とも耳なじみが良い。それでも、HYDEさんの声を乗せると独特の”らしさ”が出るのがやっぱりすごいんです。HYDEさんの存在感によって、特別なバラードに昇華するかのような。

HYDEさんを中心とした限定ユニット「HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA」や、VAMPS主宰で毎年ハロウィンの時期に開催される「HALLOWEEN PARTY」なども影響もあり、私にとってHYDEさんはヴァンパイアのイメージが強く、このMVの中の彼は究極の姿といった感じです。MVにも切ないストーリーがあり、HYDEさんの新たな表情を垣間見れる映画のような作品となっています。

VAMPIRE’S LOVE
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♪Tropical Paradise – CRAZYBOY

三代目 J Soul Brothersではパフォーマーとして活躍しているELLYさんのソロプロジェクト「CRAZYBOY」名義の楽曲です。

CRAZYBOYはラップメインですが、この曲はトラックがキャッチーなので、日本語ラップに抵抗のあるJ-POPリスナーでも聴いていただけるのではないかと思い選曲しました。

CRAZYBOYの1番の武器とも言える「踊れるHIP HOP」に終始した心地よいリズム。いい意味でアメリカナイズされたリリックの世界観を、国産HIP HOPとして楽しめるのは、CRAZYBOYの専売特許とも言えるでしょう。しっかりと作り込まれたトラックとレイドバックなアレンジが耳に残って心地良いですね。

Tropical Paradise
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♪Don’t Think, Feel – Awesome City Club

Silvettiをご存知の方、「Spring Rain」がお好きだという読者様はいらっしゃいますか?あの曲がサンプリングされているので、ぜひ聴いてみてください!きっと心踊らずにはいられないはず。

なんてシティでポップでイカしたサウンドなのでしょう。初めて聴いた時は頭上からたらいが落ちてきたかのような、ドリフみたいな衝撃がありました。筆者はまさにこういう音が大好物だからです!テラスハウスでも使用されていた楽曲ですね。

Awesome City Club(オーサムシティークラブ)は、男性3人、女性2人の5人組バンド。最近はシティポップという枠にとらわれないサウンドにも注目が集まっています。「架空の街“Awesome City”のサウンドトラック」がテーマになっているユニークなプロジェクトで、他にも名曲をたくさん生み出してくれています。

Don’t Think, Feel
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♪エソラ – Mr.Children

説明するまでもありませんが、ミスチルの楽曲の良さというのは、どこまでもポップな旋律に、実はものすごーーく深いメッセージが散りばめられているところです。文字をなぞっているだけでは「いい曲だな〜」くらいだったものが、本当のメッセージに気付いた時自然と涙が溢れるような、深みのある歌詞なんですよね。

ボーッと聴いているとメロディはとてもポップなのですが、歌詞を見ると私はもう、、泣いちゃいますよ。嫌われがちな雨の日をとても素敵に描いていて、雨が嫌いだという方にはぜひ聴いてみてもらいたいなと思います。そして、街を歩きながら、イヤホンをして聴いて欲しいです。そういうテーマの曲なんです。

「天気予報によれば 夕方からの降水確率は上がっている でも雨に濡れぬ場所を探すより 星空を信じ出かけよう」

「雨に降られたら  乾いていた街が滲んできれいな光を放つ 心さえ乾いてなければ  どんな景色も宝石に変わる」

ライブではみんなで歌ったりしますが、こんなに明るくてポップなのに涙を誘うなんて、ミスチルを置いて右に出るアーティストはいないのではないでしょうか。

エソラ
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♪Girlfriend – I Don’t Like Mondays.

2012年から活動を開始し、通称”アイドラ”として人気急上昇中の4人組ロックバンド。その風貌からイメージするジャンルとは違ったテイストの音を聴かせてくれて、いい意味で裏切られるような、不思議な感覚を覚えます。

ロックをベースに、EDMやシティポップ、ファンクなどを上手く利用したアレンジが最高です。まっすぐな思いを綴ったリリックと、あくまでもロックバンドであるスタイルを崩していないところも魅力。

ロックが苦手という方も聴けるほど、演奏がまったく邪魔にならないポップなサウンドが、曲に多様性をもたらしています。これぞ、キャッチーにプラスαが付け加えられた魅力を持つバンドではないでしょうか。ジャパニーズロックの未来に期待せずにはいられない、高揚感とパワーを放つ注目のバンドです。

Girlfriend
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♪No more – EXILE ATSUSHI + AI

“化学反応”って、こういうことをいうのではないかと思います。これは混ざり合わないのではないか?という2人の声が、見事に融合しています。

曲調はまさに聴きやすいメロディーラインですが、AIさんの歌声は魔法のように、キャッチーな曲をソウルフルにしてくれますね。それを包み込むATSUSHIさんの声も限りなく優しく、歌を愛している2人の心が伝わってくるような曲です。

No more
¥250(iTunes)


それぞれのアーティストやファンの方々からすると、「キャッチーに仲間入りさせてくれるな」と感じるかもしれないのですが、これらの曲は筆者が個人的に思うキャッチープラスαであり、そしてそれは最大の褒め言葉なのです。

J-POPはキャッチーで溢れています。それをうまく取り入れながらも、個性を表現するということ。キャッチーなのに好事家を納得させるインパクトと、大衆を満足させる安心感。そんな曲に出会えることが、J-POPの魅力でもあると思うのです。


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ABOUTこの記事をかいた人

東京生まれのWebライター(@cgrams40)。2017年にCulture Cruiseを運営開始。現在は東京と湘南・茅ヶ崎を拠点としている。カルチャーについて執筆するほか、10年の投資経験を生かして行動経済学についての電子書籍も出版(別名義)。趣味はレコード収集。愛するのは鹿島アントラーズ。そして、ありとあらゆるカルチャーのすべて!!