I Don’t Like Mondays.が描く “F U T U R E” 全国ツアーファイナルレポ

I Don’t Like Mondays.が2019年9月から全国各地で行なってきた “F U T U R E” TOUR。2月8日、豊洲PITにて行われたファイナル公演の感想をぽつぽつと、印象に残ったことなどをまとめました。

セットリスト

  1. FANCY GIRL
  2. TOKYO BROTHERS
  3. LEMONADE
  4. TONIGHT
  5. UP TO U
  6. AITAI
  7. FIRE
  8. PLEASE
  9. ZERO GRAVITY
  10. CALL ME
  11. DO YA?
  12. Freaky boy
  13. WE ARE YOUNG
  14. TRY FOR YOU
    <アンコール>
  15. Plastic City
  16. gift
  17. DIAMOND

前半はIDLMs.らしさを感じさせつつも動きのあるステージ、後半は工夫を凝らしながら魅せるステージが印象的でした。

冒頭から「FANCY GIRL」で会場内はノリノリになり、「TOKYO BROTHERS」 のパフォーマンスはいつにも増してめちゃくちゃロックで、ロックがルーツの筆者にとっては胸が高鳴ってしまう瞬間。

転調する「LEMONADE」から「TONIGHT」へと続くところなんて、発明じゃないかと思いました。ワクワクが止まらなくて、あんなにおしゃれなことありますかね。

「DO YA?」のパフォーマンスはドラムのSHUKIさんがほんの束の間、DJ SHUKIになる瞬間を見ることができたり(私はベースのKENJIさんの名演技が好きだった)、「TRY FOR YOU」がみんなのコーラスによって完成する瞬間に立ち会えたり。

「DIAMOND」で幕を下ろすセットリストが、このツアーを何より象徴してくれていた気がします。

IDLMs.史上、最大スケールとなったこの公演は、ツアーファイナルにふさわしい見どころ満載のステージでした。

「PLEASE」と「ZERO GRAVITY」

「PLEASE」は今回のツアーの山場とも捉えられる、生で観る者だけの特権だったと言えるほど、特筆すべきポイントだと思いました。

1曲の中で静と動が表現されているのが芸術的で、海外アーティストのライブを観た時のような奥行きと、パワーに気圧されるほどの見ごたえが素晴らしかった。

前回インタビューさせていただいた時、「音源では誰も楽器を弾いていないこの曲を、ライブでどう表現するか?」という話題になりましたが、試してみたら意外と良いものができそうだ、と明かしてくれていました。

ということでとっても楽しみにしていたのですが、結果的にこんなにインパクトを残すことになるとは。

そして後半まさかあんなにも弾き倒すとは。特にCHOJIさんのギターソロは圧巻でした。

ここから「ZERO GRAVITY」へと続きますが、しばらく皆放心状態というか、異世界から現実へ戻るのにある程度の時間を要するところがあり、その余韻に茫然としてしまうような、呼吸を忘れるような驚きがありました。

何度も観て展開は分かっているはずなのに、私は息が止まっていたように思います(危険)。

それでも「ZERO GRAVITY」の包容力が、グラデーションのように柔らかくこの世界に導いてくれて、また少しずつ呼吸を取り戻していったのです。

「PLEASE」の後のセットリストは、きっと熟慮したと思うのですが、良かったです次が「ZERO GRAVITY」で。ここで「TOKYO BROTHERS」とかだったらヤバかった。

「PLEASE」から「ZERO GRAVITY」へと流れる、あの曲間に漂う空気感を味わうことが、このツアーの醍醐味だったのではないか、とすら感じるほどに。

あのオーラは一朝一夕で出せるものではないし、記事の見出し一つ分のブロックを割いてでも、書き留めておかねばと駆り立てられるシーンでした。

“F U T U R E”を感じさせる後半

「CALL ME」のような叙情的な曲は、その時の自分のコンディションで響き方が違ったりしますね。私はどこの会場で聴いても、いつも違う印象を抱きました。

「TRY FOR YOU」はみんなで歌ってこそ完成する、と話してくれて、観客もコーラスで参加するパターンで。

2パートに分かれるものの、聞こえるのは自分の担当の声だけだった気もしますが、ステージ上にはハーモニーが届いていたでしょうか。届いていたらいいな。

インタビューの時にKENJIさんが「みんなで歌える曲が作りたかった」とこの曲を挙げて語ってくれたことや、「何百人、何千人もの人がこの曲を合唱しているところが見たい」とおっしゃっていたYUさんの言葉が印象的だったので、Mondaysさんに捧げるような気持ちで歌っていました。

結局は誰かのために歌うことになるのが「TRY FOR YOU」という曲なのですね。

本編の最後にCHOJIさんのギターソロで締めくくられるというところも、やはりこのバンドの強みを見せつけられたような気がして、何とも胸熱でした。

アンコールでは新譜の「gift」や、2020年2月にリリースされる「Plastic City」も披露。この曲だけは動画撮影OKだったので、みんな微動だにせずスマホを構えていました。

このツアー中にも、もう次へと動き出しているIDLMs.。その姿がとても頼もしくて。

“F U T U R E”以外の言葉が見つからないほど、今の彼らにぴったりなテーマだったと改めて感じました。

IDLMs.との約束

この日は今までにない規模のステージでしたが、チケットがSOLDしたこと、そしてYUさんが「もっともっと大きなステージで歌いたい」と話してくれたことが嬉しかったです。

あと、SHUKIさんが感謝の気持ちを述べるとともに「いつか、僕が “ありがとう担当”だと言ったことがあったけど」…とお話されていたくだり。

“A GIRL IN THE CITY”ツアーの東京公演の時に言ってましたよね。他の公演は分からないですけど。

たしか、それぞれにクール担当とか順番に言ってて、最後のSHUKIさんだけがありがとうっていう全然違う言葉のチョイスだったので、「何言ってるんだろう」って思ったんですけど、あの時のMCとこの日の言葉がやっと繋がりました!歓喜!

YUさんはMCで「次会う時は、お互いもっと成長した姿で会おう!」とおっしゃっていて、「約束してくれますか?」の問いかけに対して「いえーぃ!」と反応してしまったので(いや反応したので)、約束したことになっている。

だから、ここから私も全力で成長しなければならないのです。いや、するのです!IDLMs.との約束を破るわけにはいかないんだ!

このツアーに参加した人みんなが、ちょっとずつ素敵になっていたら最高ではないですか。元々、素敵な方ばかりなんですけどね。

“F U T U R E”を体現してみせたI Don’t Like Mondays.が、この先どんな景色を望むのか。

時に彼らの音楽に耳を傾けながら、私も自分なりの景色を探し続け、もっと良い記事が書けるように努力したいです。

次お会いできる時までに必ず、成長した姿でI Don’t Like Mondays.の音楽に触れることができるよう、毎日1ミリでも、少しずつでも前に進んでいきます。

全国ツアー本当にお疲れさまでした!

文 : 長谷川 チエ(@Hase_Chie

↓公演後すぐにプレイリストを公開してくれてありがとうございます!

【I Don’t Like Mondays.】

公式HP https://idlms.com/
Instagram https://www.instagram.com/idlms.official/
Twitter https://twitter.com/IDLMs_OFFICIAL


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ABOUTこの記事をかいた人

フリーライター。東京生まれ。2017年にCulture Cruiseを運営開始。現在は東京と湘南・茅ヶ崎を拠点としている。カルチャーについて執筆するほか、個人投資家としても行動心理学を学びながら、10年間トレードを継続中。趣味はレコード収集。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!