【BALLISTIK BOYZインタビュー 前編】夢と愛をMIXさせた楽曲「All I Ever Wanted feat. GULF KANAWUT」

All I Ever Wanted - BALLISTIK BOYZ

2023年10月4日に7thシングル「All I Ever Wanted feat. GULF KANAWUT」をリリースしたBALLISTIK BOYZにインタビューしました。

前編は今回も深堀未来さん、奥田力也さん、砂田将宏さんです。

印象に残っている出来事

ーー前回のインタビューと、前作「Ding Ding Dong」のリリースから5ヶ月ですが、とてもお忙しかったと思います。この5ヶ月間に限らず、ここ最近でなにか印象に残っている出来事はありましたか?

深堀:一番印象に残ってるのは昨年の「BIG MOUNTAINフェス(BIG MOUNTAIN MUSIC FESTIVAL 12=東南アジア最大級の音楽フェス)」で、ライブができたのはすごくいい経験になりましたね。前日も会場に見に行ったんですけど、人の数もすごかったです。

砂田:僕は単独ツアーですかね。感慨深いものがたくさんありました。特に最後の曲は未来が作った楽曲で、ファイナルは泣いちゃってましたね、未来ちゃん。

深堀:あとで映像観たんですけど、いい泣き顔してましたね。

砂田:自分で言うな(笑)。

深堀:何かいろいろ思うことあったよね…でもこの人も泣いてましたよ(奥田さんを指す)。俺につられて。

ーーメンバーが泣いちゃうとつられますよね。

奥田:そうなんですよね。

砂田:タイの期間もあったからかもしれないですね。人生で2回目の海外に住むっていう経験で。

深堀:この3人はね。また1からっていう。

ーーメジャーアーティストとしてデビューした状態で、改めてそれができる環境ってすごいですよね。

砂田:はい、もう本当に。楽しかったですね。

ーー奥田さんは印象に残っていることありますか?

奥田:何でもいいですか?

ーーもちろんです! 思いついたこと何でも。

奥田:CL(LDHのライブキャスト動画などを視聴できるサービス)で26時間TVがあったんですけど、全国を26時間で回るっていうのをやったんです。よくTVとかでされている方いるじゃないですか? 機会があったらチャレンジしたいと思ってたんですけど、いざやってみると体力的にもきつくて。EXPGのダンススクールの生徒の方達と話したり、ダンスとかいろんなことを26時間でさせていただいて。きつかったんですけど、初めてのことばかりで新しい自分に出会えて、やってみてよかったなと思えたので、何て言うのかな……楽しかったです。

深堀:最後薄いなぁ。あんな溜めたのに?

砂田:(爆笑)

ーーもしまたそういうオファーがあったらやりますか?

奥田:やります! もちろん。何かあったら言ってください、飛んで行くんで(笑)。

「All I Ever Wanted feat. GULF KANAWUT」

ーー新曲の「All I Ever Wanted feat. GULF KANAWUT」ですが、改めてどんな楽曲でしょうか?

深堀:前作の「Drop Dead feat. TRINITY」は挑戦的な感じでしたけど、今回はよりファンの方々に寄り添った内容です。僕らが今目指している夢がありますけど、それを叶えた先にファンの皆さんがいないと意味がないよっていうメッセージを伝えたいので、僕らから皆さんへ贈りたい楽曲です。

ーーデジタルで先行配信された後の反響はどうでしたか?

深堀:ミュージックビデオの再生回数も好調で、特に配信日の反響がすごかったですね。

ーーファンの皆さんへ向けたメッセージのアイディアは、どんな風に生まれたものだったのですか?

砂田:最初どういう楽曲にしようかとメンバーで話した時に、前作が曲調もコンセプトも強い感じだったので、曲調的にも合いそうなラブストーリーのようなものをどうにか入れられないかということで。でも完全にラブソングにするのではなくて、自分たちの夢というものと、愛をMIXさせた楽曲を作りましょうという流れでした。僕らからするとファンの皆さんですけど、聴く人によっては家族でも友人でも、好きな人でもいいですよね。

ーー実際にパフォーマンスしてみていかがでしたか?

奥田:「Drop Dead」もそうですけど、英語の楽曲で、ダンスの振り付けもいつもと同じ方2人にやっていただいたんですけど、ステップが多くて。ライブでやると楽しさが勝つのでやり切れるんですけど、ダンスはけっこう大変です。

深堀:初披露してみて反響もよかったですね。TikTokでもダンスチャレンジをやっているので、ぜひみんなでやってみてほしいです。

砂田:フェスとかでやると盛り上がるだろうなと思いますね。どんな反応になるのか今後やってみたいです。

ーー1年前くらいにタイに行かれて半年間暮らして、リリースがこのタイミングですが、制作のお話はいつから浮上していたんですか?

砂田:今年の頭くらいですかね。

深堀:うん、日本に帰る前くらいですね。MVは日本に帰ってきた後もう1回タイに行った時に撮って。レコーディングは(タイにいる)半年の中で録りました。

ーーガルフさんとのコラボはどういうきっかけで決まったのですか?

深堀:僕らが世界を目指している上で、F.HEROさんが、タイだけでなくいろんな国で活躍されているガルフさんとコラボしたらいいんじゃないか?ということで提案してくれて。結果、たくさんの反響がありましたね。ガルフさんすごいなって思いました。

ーー実際にコラボしてみていかがでしたか?

奥田:ガルフさんに初めて会った頃は自分たちもタイ語を勉強してて、ガルフさんも日本でライブやイベントをされていたり、日本に興味を持ってくれていて日本語も少し話せるので会話も弾みましたし、MVの撮影もすごく楽しめました。

砂田:あんなにかっこよくて、ダンスも演技もできてスーパースターだったら、ちょっとくらい嫌なところあってくれって思っちゃうんですけど、中身も素晴らしくて完璧な人です。だからたくさんの方に愛されるんだろうなと、一緒に仕事をしてみて感じましたね。

日本とタイでの制作方法の違い

ーー今回の楽曲はタイで制作されたということですが、日本とタイで制作面において違いを感じる点はありますか?

砂田:MV現場とかすごいたくさんありますね。めっちゃ盛り上げてくれるんですよ、タイの現場って。カメラの後ろにいるスタッフさんが「うぉ〜!」とか。ファンの人が見に来てるみたいな。レコーディングも、日本で今までやっていたやり方とは違っていて新鮮でしたね。日本ではいただいたデモに近づけて歌ったり、ディレクションされたものに対して、一旦自分のフィルターを通して100%に近づけられるように表現するところを意識してるんですけど、タイのレコーディングはその場でセッションみたいな感じでやっていくスタイルでした。

ーーメンバーさんからも提案したりしたんですか?

砂田:そうですね。「こういうアプローチでやってみようか」「ちょっとこっちも試していいですか?」みたいな感じで。

深堀:あとは、曲を作っている人がレコーディングからMIXまで全部やっていたので、海外スタイルだなと感じましたね。

ーーエンジニアさんとか、担当が分かれているのではなくて、作曲者さんがワンストップですべて行うという感じですか?

深堀:はい、そうです。自分のパソコンで録ってMIXしてっていう。

砂田:それこそこういう取材とかも違いますよね。

奥田:「その場でラップできる?」とか、即興で求められることが多かったです。

ーー現地のラジオでも振られてましたよね。日本ではあまりそういうのはないですもんね。企画書とか台本通りに進行することが多いですし。

砂田:たしかに、日本でそういったことはほとんどないですね。

ーー今回は歌詞が日本語ではなくて、砂田さんも英詞の曲に慣れていかないといけないとおっしゃっていましたが、今までの曲とはやはり違うものですか?

砂田:そうですね。そもそも話す時と歌う時の発音が違うので、歌う時はこういう発音をしないと聞こえにくいとか。日本語でもあるとは思うんですけど。そこは苦戦しましたし、すごく勉強にもなったので、改めて普段からどんどん準備をしていかないとなと思います。あとNYに行っていた頃、初めて海外のプロデューサーと楽曲を作った時に言われたことを思い出したりしました。

ーーどのように言われたんですか?

砂田:RとLの発音とか、THとか。「あぁこれ言われたなぁ」って思い出しました。コラボに限らず、自分たちだけの楽曲でも全部英語の曲とか出していきたいですね。

ーー今回のシングルの3曲目には「Ding Ding Dong – Miku’s Halloween Remix -」も収録されていますが、深堀さんがRemixを手がけられたということで、ハロウィンっていうのは…?

深堀:ハロウィンっていうのは、みんなで仮装するイベントがあるんですけど。

砂田:違う! そういうことじゃない(笑)。

深堀:元々「Ding Ding Dong」がダークなイメージがあるのと、TikTokとかでもハロウィン仕様でみんなに踊ってもらいたいねっていう話から、ハロウィンにしようかということになりました。

ーーサウンド的にもぴったりですね。制作はスムーズにいきましたか?

深堀:難しかったですね! 元のトラックが良い分、アレンジが難しかったんですけど、今回はあえて万人受けを狙わずに、マニアックな自分好みの感じにさせてもらって、それもよかったかなと思います。

ーー音数は減らして逆にシンプルになっているところもあって、かっこいいですよね。

奥田:かっこいいです! 拍手です。

ーーハロウィンに向けてたくさん聴かせていただきます!

編集後記

BALLISTIK BOYZへのインタビュー前編でした。

前回から5ヶ月ぶりのインタビュー、この3名にお会いして目の前で会話をただ聞けることが本当に楽しみでした。

いつも流れるように会話をしてくれるので、普段の雰囲気もきっとこんな感じなのかなと思わせてくれるような、リラックスした空気感のまま臨んでくれます。

でも真面目なお話の時にはすぐに真剣な表情に切り替わるので、明るく迎えてくださるところも、笑顔の裏にある努力を感じさせてくれるところも、本当にリスペクトできる皆さんです。

楽曲や制作について3名がしっかりお話してくださったので、後編では前回のように、タイでのお話、さらに帰国後のお話にも集中することができました。

今回もう一つ楽しみにしていたこと。それは後編の4名に、前回のお話の続きを聞きに行くことでした。

インタビュー・文 / 長谷川 チエ

後編はこちら


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▼前回のインタビューはこちら(2023.5)

▼前々回のインタビューはこちら(2022.5)




ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。別業種からフリーライターとして独立後、Culture Cruiseメディアを立ち上げ、『Culture Cruise』を運営開始。現在は東京と神奈川を拠点としている。 カルチャーについて取材・執筆するほか、楽曲のライナーノーツ制作、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。趣味はレコード鑑賞。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!