THREE1989が魅せるパーティーの形『Every Week is a Party』全国ツアーレポ

THREE1989が2019年11月から行なった全国ツアー「LIVE TOUR 2019 『Every Week is a Party』」。12月17日、恵比寿LIQUIDROOMで行われたツアーファイナルを、私情たっぷりでレポートします!

Partyはツアー前から始まっていた!

今年もたくさんのライブを拝見したけれど、これほどまでにツアーに向き合うアーティストの姿を見るのは新鮮でした。

もちろん向き合う姿を見せずに、ステージ上で感じさせるアーティストもいると思うし、それも素敵な姿だと思います。

今回のTHREE1989はSNSなどを通じて、ライブに臨む様子を「パ活(パーティー活動の略)」と銘打ってまで、ツアーにかける思いを示してくれました。

前回の記事では、そんなツアー前の貴重なお時間をいただき、インタビューにも応じてくださったTHREE1989の皆さん。本当に感謝です!!

【インタビュー】THREE1989のライブがもっと楽しくなる『Every Week is a Party』のすべて

会場には外国の方の姿も見受けられました。耳を澄ましていると、いろいろな言語で話す人たちの声が聞こえてくる。

THREE1989の音楽は確実に、ボーダレスになっていることを実感します。そりゃあそうだよ、こんなにかっこいいんだから。世界中に広まれ〜!

LIQUIDROOMではフルバンド編成

「29 Blues」で幕を開けた『Every Week is a Party』。おぉ!これはレセプションパーティーの再来!Shoheyさんの歌い出しで始まるイントロは、一瞬の静寂に緊張感が走るスタート。

このツアーでは、東京公演のみフルバンド編成ということでしたが、サポートメンバーはおなじみの顔ぶれ。THREE1989のファミリーという感じで、1人残らず大好きです。

今回はサックスに、Omoinotakeのサポートメンバーとしてもご活躍されているRenaさんがいらっしゃるではないですか!

「29 Blues」をさらに上質なものにしてくれていました。THREE1989との息もぴったりだし雰囲気も合っています!好き!

「遊覧飛行」からの流れをくんだ「High Times」のアレンジは今まで聴いた中で一番好きだったかもしれません。Datchさん最高すぎました。みんな跳ねてノリノリだったし笑顔だった。2020ver.としてリミックスしたのは大正解だったのでは、と思いますね。

「morning bird」はドラムとベースが圧巻で、フルバンドになるとこんなに華やかになるものかと感心しきり。芸術的センスの光るパフォーマンスでした。

そこから「When I fall in love」と続き、この2曲はとても相性良くシームレスに流れていきます。

そしてShoheyさんの歌唱力はまた飛躍しているように感じました。いや絶対そうである(毎回言ってる)。

あとこの曲はShimoさんのキーボードアレンジが天才的でした。

そしてそこから「UMBRELLA」へという流れ。曲調は全然違うのに、しっとりムードのコーラス、からのパーティー!みたいな感じ(だったと思う)、とてもしっくり来るんです。

この意外性がとても良かったですねー。今回の「UMBRELLA」にはTHREE1989のライブの特徴がすべて詰まっていたように感じました。

Datchさんの「傘させますか?」っていう煽りも良いですよね。「傘させー!」とかじゃなくて、あくまでも確認っていうね。傘させ!っていうのも変な話ですけど。

そして「抱擁」。この抑揚がたまりません。感情が忙しすぎる。

なぜこんなに私がセトリを覚えているかというと、レセプションパーティーの時と同じ流れだったからです。とても気に入っていたセトリだったので、また聴けて嬉しかったなー。

Shoheyさん、その声で抱擁はずるいですって言いましたよね?何らかの記事で。やっぱりずるかったですね今回も。

そしてShimoさんのトークボックスがまた良いスパイスとなって。THREE1989ならではの極上なバラードでした。

乾杯するTHREE1989とみんな

『Every Week is a Party』、とても聴きやすくて流動的なプログラムなのですが、しっかりセクションごとに分かれていたのも特徴的でした。

Datchさんが丁寧に曲を繋いでくれて、たちまちクラブのような雰囲気になって、これも新鮮な感覚。

Earth, Wind & Fireとか流れちゃうんだよ、THREE1989ならではの空間です。

さらに、“パーティーといえば乾杯”というMCの流れから、会場中をくまなく乾杯しに回るメンバーの皆さん(手にはコーラの瓶)。

そしてShoheyさんだけがその場に残り、オーディエンスに囲まれる中で「Part Time Summer」を歌ってくれました。乾杯に回ってくれるだけでもすごいのに。

オールスタンディングのライブって、整理番号が後ろの方だったら「見えない、おわた。臨場感と音を楽しもう」と決心するのが常ですよね。

後ろの方の人たちも楽しめるようにと配慮するTHREE1989の心遣いが、こんなところにも感じられました。泣けちゃう。

ライブハウスではできることも限られると考えがちですが、気付けばライブハウスならではの良さを生かしたパフォーマンスで、私たちを沸かせてくれたのでした。

前回のインタビューの時に、「パーティーと名付けたからにはパーティーらしくしたい」「決まりきったライブではなく、多様なスタイルのライブに挑戦したい」と語っていたShoheyさんの言葉を思い出しました。

ちなみに、Midas Hutch(マイダス・ハッチ)プロデュースという「Part Time Summer」ですが、THREE1989の良さを的確に捉えているトラックだなぁと思います。私はこのサムネイルにもなっているレトロなジャケットが好きです。

そして同じくMidas Hutchとの共作「HOTEL ジェリーフィッシュ」。これはDatchさんのアレンジが素敵だった。音源との違いを楽しめました。

あとはレセプションパーティー通りではなかったのでセトリを取り逃がしました。覚えているのは、「Pajama Disco」から「Mr.Sunshine」という流れが最高だったこと。このPartyを象徴しているかのようでした。

アンコールでは、シンプルなライティングに温かみがあって、それだけで泣けてくるようだった。そして「Rambling Rose」が流れるので、本当に泣いてしまった。

Shimoさんのキーボードソロに乗せたShoheyさんの歌声が響き渡った時には、私は周りが引くほど号泣していたかもしれない。ごめんなさい。。

この曲の他にも、Shoheyさんがテラスハウスに出演されていた頃の曲もいくつか披露されていましたが、こんなに進化できるものなんだなぁと考えていたら泣けてきてしまったのです。

メンバーだけでなく、楽曲自体がとても成長していて、今ではみんなの大切な曲になって。ひとつの曲が育っていく過程をずっと見せてもらっているような気がして、ありがとうの気持ちが止まらなくなってしまいました。

本当はまだまだアンコールしたいくらいだった。きっと、みんな同じ気持ちだったと思う。それくらい、演者と観客の心が通じ合う、素敵な空間が生まれていました。

Nice Party!!

THREE1989は一人ひとりの顔をしっかりと見て、歌って笑ってくれます。突っ走ってしまうところがまったくなくて、今回も誰ひとり置いて行かずにパーティーへ連れ出してくれた。

本当に気取ったりせず自然体なので、スタバにコーヒー飲みに行く延長くらいの感覚でも全然成立する(伝われー)。

クラブとライブハウスの雰囲気を交互に、もしくは同時に楽しめるTHREE1989のステージ。この感覚をぜひ多くの方に体感してもらえたらなーと思います。

MCの中でShoheyさんは、「29 Blues」の歌い出しで、後ろの方まで埋め尽くされた会場が見えた瞬間、感極まりそうになったと話していました。

「オープニングから?」と笑いに包まれていましたが、彼らがLIQUIDROOMどころか、さらに大きな会場を埋め尽くすべきバンドであること、その場にいる誰もが信じて疑わなかったはず。

「僕らにしかできないライブになると思う」そう話してくれたDatchさんの言葉どおりだった。

期待以上のライブをありがとう!正真正銘、THREE1989にしかできないワンマンツアー、クリエイティブなパーティーでした。

2020年もさらに羽ばたく年となり、世界中でTHREE1989の音楽が鳴り響きますように!

THREE1989公式サイト

THREE1989公式Twitter
THREE1989公式Instagram

: 長谷川 チエ(@Hase_Chie


↓ツアー前の貴重なお時間を捧げてくれたTHREE1989さんインタビューはこちら

【インタビュー】THREE1989のライブがもっと楽しくなる『Every Week is a Party』のすべて

ABOUTこの記事をかいた人

フリーライター。東京生まれ。2017年にCulture Cruiseを運営開始。現在は東京と湘南・茅ヶ崎を拠点としている。カルチャーについて執筆するほか、個人投資家としても行動心理学を学びながら、10年間トレードを継続中。趣味はレコード収集。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!