【FlowBackインタビュー】音楽ジャンルの壁を越え、ストーリーを紡ぐ『Connect』

ダンス&ヴォーカルグループのFlowBackがCulture Cruiseに初登場!6月10日リリースのコラボレーションミニアルバム『Connect』を中心に、オンラインインタビューを行いました!



FlowBack × Culture Cruise

ーー今日はよろしくお願いいたします。以前のライブレポにはTwitterで丁寧な言葉を添えてシェアしてくださって、ずっとお礼をお伝えしたかったんです。

FlowBackが繋いだ音楽 “Connect”ツアーファイナルレポ

REIJI:読みました!取り上げてくださってありがとうございます!

ーーいえいえ!こちらこそです、本当に感激しました!それでですね、NEWリリースの『Connect』ですが、周りの反響はありましたか?

JUDAI:例えば「MUKIDASHIラブ」をプロデュースしてくださったORANGE RANGEさんはずっと聴いていた世代なので、地元の友達も「すごいことだよ」と言ってくれました。曲自体も好評で、嬉しかったですね。

ーー『Connect』には、様々な音楽ジャンルと交わることで、ダンスヴォーカルの壁を壊すというテーマがあったそうですが、どんな経緯で生まれたのですか?

TATSUKI:ネクストステップに進むための課題をメンバー間で話した時に「今、ここに留まっていてはだめだよね」という意見で一致しました。他のアーティストさんと自分たちの客層を考えて、僕たちが一歩踏み出して、新しいリスナーに触れることが大切なんじゃないか?という答えに行き着いて、このテーマにチャレンジしました。

印象深い楽曲

ーー今作に関するエピソードなどがあれば、お一人ずつ楽曲を挙げてください。

MARK:「Dramatic Lover」を作ってくださったDa-iCEの工藤大輝くんには、公私共にお世話になっていて、昔から僕たちのことを気にかけてくれたり、アドバイスをくれる存在なんですね。

FlowBackをよく知ってくれているので、ライブのパッケージとして考えた時に、足りなかった部分が強化される曲を作ってくれて、お客さんと楽しめるような曲ができました。大輝くんが作る音楽がみんな好きで聴いていたので、歌いやすかったです。

MASAHARU:僕は「MUKIDASHIラブ」が印象深いです。ORANGE RANGEさんの色が表れていてキャッチーで耳に残るし、ライブでお客さんと楽しめる箇所がたくさんあるので、ここからどう化けていくのかが楽しみです。レコーディングは、上手く歌うとかテクニックというより、素のままの自分で飾らずに歌えました。

ーー「イケナイ太陽」のカバーもあったから、この曲もスムーズに歌えたところがあったのでしょうか?

MASAHARU:あー、「イケナイ太陽」があったからそのテンションを持って歌えた部分もあったかもしれないですね。実際にリンクするワードもあるんですけど、無理に入れてない感じがさすがだなと思いましたし、テンション上がりましたね。

REIJI:僕は「side effects」です。DJのKSUKEさんにプロデュースしていただいたんですけど、FlowBackとDJが交わることは今までなかったですし、ダークでノスタルジックな感じの曲もあまりなかったので、新しい表現ができる1曲になったなと思います。歌い方も工夫しました。

ーークラブシーンや音楽的に掘り下げる感度の高さがないと、KSUKEさんへの依頼やDJサウンドをアルバムに組み込む発想に至らないと思うので、感覚的なセンスの良さを感じました。続いてJUDAIさんはどうですか?

JUDAI:僕は「k n o c k [ h e a r t ]」です。曲を作ってくれたSurvive Said The Prophetさんは、元々ライブに行くくらい好きでした。全編英語なので、母国語ではない歌詞を歌う点では苦戦しましたが、良い曲に仕上がりました。

ーーサバプロさんはハードコアやラウド系などのイメージがありましたが、この曲によって、サバプロさんの新たな一面も知ることができました。

JUDAI:そうですね。ラウド系の中でもいろいろな曲があって、デモを聴いた時はサバプロさんっぽいなという印象でした。曲調としては違うんですけど、「The Happy Song」というサバプロさんの曲があって、ハッピーな部分では共通するというか。でも「k n o c k [ h e a r t ]」は神秘的で、その振り幅がさすがだなと思います。

TATSUKI:僕は「RUN」を選びます。曲を提供してくださったFIVE NEW OLDのHIROSHIさんはレコーディングもディレクションしてくれたんですけど、とても優しくて、メンバーそれぞれの良さを引き出してくれました。改めて音楽の楽しさに気付けて、音楽が好きになった曲です。

ーーTATSUKIさんがディレクションされた、各自ご自宅で撮影されたショートムービーも印象的ですね。

TATSUKI:コロナの状況で、世間も音楽業界も先が見えない中で、今だからできる表現であり、今後改めて観ても面白い内容にしたいと考えました。

ーー曲のイメージにもぴったりですね。朝食のシーンはいつものスタイルですか?REIJIさんなんてプロテインだけじゃないですか。

TATSUKI:それぞれちょっと用意してもらいましたね(笑)

REIJI:パッと見どっかの筋肉トレーナーの方だと思われちゃいがちなんですけれども、えっと歌歌ってますので、よろしくお願いします(笑)!

『Connect』はストーリーの始まり

ーー今回ぜひお聞きしたかったのですが、アルバムを出して全国ツアーを回るのではなく、ツアー後にアルバムをリリースしたことには理由があるのでしょうか?

TATSUKI:本当はアルバムを先に出したい気持ちもありました。ただ、お願いしたアーティストさんの活動もありますし、やりとりの中で月日が経って、満を持して完成したという感じだったんです。

あと、いきなりアルバムから出すと、コンセプトの意味がファンの方に伝わりにくいかもしれないというのもあって。ツアーでお客さんも含めて、いろんなジャンルの音楽との化学反応を楽しんでから、アルバムに持って行きたい思いもありました。ツアーとアルバムで終わりではなく、ここからさらに繋げていきたいです。

ーーコンセプトは共通しつつも、ツアーとアルバムの楽曲自体は連動していないところなど、結果的には表現の幅広さを感じました。そういった繋がりでは、海外からの支持も増えていますね。実感はありますか?

REIJI:そうですね、さまざまな国の方に聴いていただいている実感があります。

MASAHARU:「k n o c k [ h e a r t ]」が全編英詞なので、反響が大きかったみたいですね。

TATSUKI:海外のサブスクで一番聴かれているのが「k n o c k [ h e a r t ]」みたいなので、新しい扉も開けられたかなと思っています。「Fireworks」がアニメのタイアップだったこともあって、海外のリスナーさんも増えていますね。

ーーこのコンセプトやクリエイターさんとのコラボで得られたものは何ですか?

JUDAI:今まで関わらなかった方々と、それぞれに繋がりを持てたことですね。サバプロのYoshさんからも「またやろうね」と連絡いただけて、嬉しかったです。

MARK:自分たちで待っていても切り開けない部分もあったので、違う音楽ジャンルへのアプローチができました。もちろんいろんなジャンルが交わるイベントもあるんですけど、どうしても類似するアーティストでまとまっている印象があって、壁を取り払いたくて始めたコンセプトだったので。

ーー『Connect』という表現ではなくても、この取り組みは今後も継続していきますか?それとも別の音楽表現を探していきたいですか?

MASAHARU:この『Connect』はストーリーの始まりだと捉えています。コラボしたアーティストさんとのストーリーが増えていくと想像しているので、これが本当に第一歩ですね。また違った表現をすることでも、その意味が広がるんじゃないかなと思っています。

MARK:音楽に限らず、それぞれいろんな表現の仕方を持っているグループですし、今後もそうありたいので、あらゆる形で表現はしていきたいですね。いつかはFlowBackが誰かに作った音楽が僕らのエッセンシャルになることもあって良いと思いますし、また別のアーティストさんとのコラボも面白いかなと思います。

REIJI:海外での『 Connect』もできるようにもなりたいですね。コロナの状況が落ち着いたら、音楽のパワーでみんなを元気にできたらいいなと思います!

大変な時期だからこそ表現することを止めてはいけない

ーーFlowBackさんは、コロナ以前からオンラインサイン会や無観客のLINE LIVEを催したり、オンラインコンテンツをしっかり作られている印象がありました。この状況を受けて、5人だけで話すこともありますか?

JUDAI:5人で定期的にオンラインで話し合ってますね。

REIJI:毎週日曜日にインスタライブでメンバー同士がコラボするのも話し合いから生まれました。大変な状況だからこそ、表現することをストップしてはいけないと、常に考えています。

ーー緊急事態宣言真っ只中の4月29日には「HIKARI」を配信リリースされましたね。この曲の構想はいつからあったのですか?

JUDAI:2019年の3月くらいですかね。元々REIJIくんが作詞してくれたストック曲でした。みんなが不安な中で何かできることを探していた時に、「そうだREIJIくんの曲がある」と思って、出そうかと話し合って決めましたね。

ーー大変な時期にリリースしてくれたからこそ、音楽が鳴り止まない心強さを感じましたし、ストレートに心に届く曲になったと思います。今日は素敵なお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました!

インタビュー終了後

今回はCulture Cruiseにとって慣れないリモートでのインタビューで、メンバーの皆さんにたくさん助けられました。

的確な言葉を選びながら、誠実に受け答えしてくれたMASAHARUさん。ソングライターならではのクリエイティブな視点は、さらに掘り下げてみたくなりました。歌声の存在感に対して、普段は落ち着いている人柄も魅力だと思いました。

リーダーのTATSUKIさんは常にトークの中心となり、『Connect』のストーリーを伝えてくれました。終始落ち着いてお話される姿と、指先まで行き渡った感情豊かなパフォーマンス。本当に同一人物なのか?というギャップが魅力だと感じました。

MARKさんは5人の思いを代弁してくれる姿が印象的でした。終了後皆さんが退出する時に、最後まで残って「ありがとうございました」と挨拶してくださったのは偶然?かもしれないのですが、きっと偶然ではなかったと思います!礼儀正しい方でした。

REIJIさんは他の方が話す時でも、ずっと集中を切らさず向き合ってくれていました。和やかな雰囲気を作ってくれる神対応がとても心強かったです。明るい人柄のイメージも強いですが、真面目で何事にも全力で努力される方だと感じました。

JUDAIさんは自分の言葉でお話をされる姿が印象に残っています。Zoom特有のラグで無言になりそうな場面など、間を埋めるような配慮をたくさんしていただきました。芯の強さの中にも優しさのある、イメージ通りの方でした。

インタビューでJUDAIさんが「k n o c k [ h e a r t ]」に共通するものを感じると教えてくださったSurvive Said The Prophetさんの「The Happy Song」をその後聴いてみて、JUDAIさんがおっしゃっていたことがよく分かりました。

リスナーが新たな音楽と出会うことも『Connect』だと思うので、この曲をプレイリストに入れて、私もストーリーを繋げていきます。

長い年月をかけて完成した『Connect』の背景には、立ち止まらず、自ら壁を越えてその先へ行く5人の姿がありました。人柄も魅力あふれるFlowBackの皆さん。ここからどんなストーリーを発信するのか、今後もその背中を追い続けたいです。

インタビュー・文/長谷川 チエ(@Hase_Chie


コラボレーションミニアルバム『Connect』

【初回生産限定盤A (CD+Blu-ray)】
KSCL-3250~3251 ¥5,273+税

[ BD収録 ] FlowBack LIVE TOUR 2019
「do not hesitate ~0人ライブ~」

【初回生産限定盤B】
(CD+DVD)
KSCL-3252~3253 ¥2,545+税

[ DVD収録 ] FlowBack Behind The Scenes Vol.11

【通常盤 (CDのみ)】
KSCL-3254 ¥2,091+税

FlowBack公式サイト

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↓『Connect』ツアーファイナルのレポートはこちら

FlowBackが繋いだ音楽 “Connect”ツアーファイナルレポ

ABOUTこの記事をかいた人

東京生まれ。2016年、別業種からフリーライターとして独立。2017年にCulture Cruiseメディアを立ち上げ、「Culture Cruise」を運営開始。現在は東京と神奈川を拠点としている。カルチャーについて執筆するほか、楽曲のライナーノーツ制作、別名義で小説や行動経済学についての書籍も出版。趣味はレコード鑑賞。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!