働き方を考える!フリーランスライターがワーケーションツアーに参加してみた

ワーケーションツアー

「働き方改革」という言葉が世の中に浸透しつつある今、時間や場所に捉われず自由な働き方ができている人はどれくらいいるのでしょうか。

筆者がフリーランスのライターになったのは2016年。それまでは会社勤めをしていたので、ライフスタイルはガラッと様変わりしました。

以前は、仕事=会社に行くものという認識以外に選択肢がなかったので、何の疑問もなく通勤していましたが、フリーになってから、いつどこで働くか、一緒に活動する仲間など、「働く」を取り巻くこと全般に興味を持つようになりました。

そんな筆者が、東京発!静岡で実施された「ワーケーションツアー」に参加。自分なりに感じたことをまとめました。

【9 : 00】渋谷駅を出発!

ワーケーション ツアーバス

今回の目的地は静岡県駿東郡小山町。アウトレットでおなじみの御殿場の隣に位置している町です。

移動は貸切バスですが、なんと参加者が払う費用は、集合場所である渋谷駅までの交通費と温泉(希望者のみ)の利用料だけ!しかも美味しいランチつきぃ!

これで観光もできておみやげも買えて、仕事も勉強もできて賢くなって帰れちゃう…こんな神イベントが未だかつてあっただろうかと震えました。

都内から小山町(おやまちょう)まではバスでおよそ90分。え?近。。今回は朝9時に渋谷駅を出発して、SAや観光スポットにも立ち寄りながら、それでも11時台には小山町に着いてしまうほどでした。

【10 : 00】バスの中でプチ講習

橋本憲太郎さん

今回の講師   橋本憲太郎さん

移動中のバスの中では、メンバーが自己紹介をしたり、情報発信についてのプチ講座が行われました。移動中に勉強したり仕事したり、ごはんを食べたりできるのが良いですね!

SAに寄るのも楽しみの一つですし、バスには電車ともまた違った魅力があります。今回は海老名SAに立ち寄って、名物のメロンパンなどをほおばりました。

SNSが普及している今、情報発信は誰にとっても不可欠になりつつあります。

SNSの本質は、メモをしておくような場所であり、独り言。他人にどう思われるかなんて気にする必要はないし、共感してくれた人がフォロワーになってくれるのだと教えてくれた橋本さん。

人間は意識したものでないと見つけられない(気付くことができない)。あらかじめ下調べをしておくとスムーズに発信できるなど、情報発信のコツも教えてくれました。

長谷川のTwitterでは…

おぉ発信してる!珍しく頑張ってる!

豊門公園

途中で観光スポットにも立ち寄ります。フラッと訪れた豊門公園、洋館好きにはたまらないスポットでした!

【11 : 30】ランチ(写真の撮り方講座)

ひとやすみの庭 外観

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

ランチは小山町にある「ひとやすみの庭」さんで。

本日のランチは、ひよこ豆のトマト煮込みとキッシュ。色あざやかなサラダと、にんじんのマリネがワンプレートに。ひぇー美味しい!とても美味しい。そして食後のコーヒー付きでした。

こういう雰囲気のお店は、東京にはなかなかないですよね。美しいお庭を眺めながらひとときの癒されランチタイム。今日はもう、仕事しなくて良いですか?

しかし!今日は情報発信について学ぶ日です。今こそ、情報を発信するチャンスでは。

ここで橋本さんが教えてくださったのは、良い写真を撮るためには、誰かにフォークを持ってもらってブツ撮り(食べ物のアップ)にするとか、外の景色が良い所なら、窓辺に移動して撮るのもアリ!などなど。

↓そして私が撮った写真はこんな感じでした。

ひとやすみの庭

どや。

さらに「ひとやすみの庭」のオーナー、鹿島由美子さんからもお話がありました。さすがワーケーションツアー、オーナーのライフスタイルにもスポットを当てるところがさすがです。

ひとやすみの庭 オーナー

鹿島さんは、東京都新宿区生まれの都会っ子。結婚を機に小山町に移住し、2012年、試行錯誤しながらも一からこのお店を作り上げたそう。

こんなにも自由な暮らし方、働き方が当たり前になった今でもかっこいいと感じるのに、当時はどれだけ大きな決断だったことでしょうか。同じく東京で育った私は、田舎に嫁ぐことを断念した経験があるので、本当に尊敬します。

ハーブティーも美味しいとのことなので、またぜひ訪れたいお店です。

「まだまだ若いんだから、頑張ってね!」と笑顔で見送ってくださった鹿島さんがとっても素敵で。またいつかお話伺いたいです!そんな鹿島さんが作り上げたお店は、温もりにあふれていました。

ひとやすみの庭 エントランス

【Garden cafe  ひとやすみの庭】
所在地:静岡県駿東郡小山町菅沼855-2
TEL:0550-76-7272
営業時間:11:00~17:00
定休日:水曜日・木曜日

【13 : 00】本日のメイン!情報発信ワークショップ

小山フィルムファクトリー

さて、お腹も満たされた一行はいよいよ本日のメインイベント、情報発信ワークショップへ。

場所は、多数の番組撮影が行われている小山フィルムファクトリー内にあるコワーキングスペース「小山コミュニケーションファクトリー」にて。

ここでは、情報発信の目的や心得、記事の書き方など、基本から応用までを分かりやすく解説してくれました。

情報発信ワークショップ

取材についてのお話もありました。まずは自分をターゲットにしつつも、女性に人気のお店なら、女性の視点でメニューを選ぶというのも大切、など。

Culture Cruiseでよくやりがちな、名物無視して食べたいもの頼んじゃうっていう「そこに行ったのにあれ食べなかったの?」とならないように、事前準備をきっちり行うことなどなど、耳の痛いお話もありました。気をつけます〜。

松田然さん

主催の松田然(もゆる)さん

さらに、メディア目線で見た時にも、東京などの都市部ではスキマ時間の奪い合いが起きているといったお話も。

対策としては、結論を先に述べてしまったり、どんな人に向けた記事なのかを先に伝えておく手法も有効であるなど、興味深いお話をたくさん伺うことができました。


【15 : 30】小山町を大満喫の巻

ワークショップで頭をフル回転させた後は、ワーケーションの醍醐味、小山町観光へ!

小山町 足湯

湯けむり美女たちと足湯に浸かったり(極楽だった…)

富士浅間神社

雨の日だからこそ、みずみずしいパワーを放っていた富士浅間神社を訪れたり。

温泉にも入りました!  旅の締めくくりにふさわしい、良いお湯でした〜。

小山町 道の駅

そして、帰りのバスで立ち寄った道の駅でおみやげを購入。私は小山のもち米で作られた、つきたての杵つき餅などを買いました。(めちゃくちゃ美味しかった!)

【20 : 00】解散!ありがとう小山町と元気な仲間たち

朝9時から20時まで、大充実だった1日。内容が濃すぎて「まだ20時なの?」という感覚でした。

これまで、ワーケーションは旅をしながら仕事ができる。個々人にとって良いライフスタイルだなぁと思っていました。

それに加えて、今回のツアーに参加して感じたのは、ワーケーションによって新たな仲間やビジネスパートナーができることの重要性。そこでまた自分の考えもアップデートできたり。

例えば、首都圏にはコワーキングスペースもたくさんあるけれど、そこにいる人たちが交流を持つということは、日々の中ではあまり無いことです(もちろんアットホームな所もありますが)。

ワーケーションの場合は、お互いのパーソナルスペースがもう少し近くて、仕事の話のみならず、その人のライフスタイルの話が中心になったりします。

今日この場に居合わせている偶然、と見せかけた必然。その価値がとても大きいのです。

本当の「働き方改革」って、こういうところにヒントがあるのではないかと思いました。自分を取り巻く環境を良くしたいのなら、自分から行動することも時には必要。

それにしても、恐ろしいほど発信が苦手なライター長谷川。後でアップしようと先延ばしにするクセを直すように努力したい! と決意する旅となりました。

都心からこんなに近くてアクセスも良い小山町、とても素敵な場所でした。出会った人たちも素敵な方ばかり。こんなに仕事やプライベートがまるっと充実した1日を過ごしたのは久々でした。

ワーケーションなどを通じて、多くの人の働く環境がもっともっと豊かなものになりますように!

文 / 長谷川 チエ(@Hase_Chie

<開催場所> 小山CF公式サイト
<講師>橋本憲太郎さん公式ブログ

<静岡県駿東郡小山町エリア>

▪️車:東京→東名高速道路(大井松田IC)→小山町(約90分)
▪️電車:新宿駅→駿河小山駅(約90分)
▪️新幹線:東京駅→三島駅→駿河小山駅(約70分)

小山町公式サイト


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ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。別業種からフリーライターとして独立後、Culture Cruiseメディアを立ち上げ、『Culture Cruise』を運営開始。現在は東京と神奈川を拠点としている。 カルチャーについて取材・執筆するほか、楽曲のライナーノーツ制作、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。趣味はレコード鑑賞。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!