ビジネス書や実用書を中心に出版する株式会社クロスメディア・パブリッシングは、2025年4月15日に書籍『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』の12刷重版を実施しました。
本書は、元グーグル人材育成統括部長であり、現在は起業家・経営コンサルタントとして活躍するピョートル・フェリクス・グジバチ氏が、ビジネスの成果を左右する「雑談」の本質と戦略的活用法を解説した一冊です。
日本人ビジネスマンの多くが「天気の話」や「世間話」で終わらせてしまう雑談を、世界の一流ビジネスマンはどのように「武器」として活用しているのか? グローバル企業での豊富な経験と外国人ならではの視点から、日本と世界の「雑談」の違いを明らかにし、ビジネスで成果を出すための具体的な雑談術を解説しています。
発売から2年で12刷、累計4万5000部突破
多くの書店でビジネス書ランキング入りし、AmazonのKindleでも2週間以上にわたって連日、総合1位を獲得した本書は、発売から2年を経た今も多くの読者から支持を得ており、このたび5000部と大きめの重版を実施。紙・電子を合わせて累計4万5000部を突破しました。
Amazonで5点満点中4.0点の高評価を得ており、読者からも次のようなコメントが寄せられています。
・ビジネスにおいての雑談の考え方が180度変わりました。
・雑談の意義が日本と外国の観点から説明されていたため、雑談の重要性から理解することができ、有意義だった。
・日本式の定型の雑談ではなく、ラポールを作るための雑談こそ必要だったのだと、衝撃を受けました。
雑談の質を高める「3つの要素」と「4つのポイント」
いくら雑談をしても、上っ面の表面的な会話ばかりを繰り返していたのでは、お互いの信頼関係が高まることはありません。
雑談とは、天気の話や世間話をすることではなく、相手のことをしっかりと理解するために「本質的な会話」をすることです。本質的な会話とは、「相手を理解するための深い会話」のことを指します。
著者は、相手を理解するための深い雑談には、①「好奇心」、②「知識」、③「経験」という3つの要素が不可欠だと指摘します。
特に「好奇心」については、「相手の360度に興味を持ち、その人格や考え方、好み、社会的立場なども含めて、全人的に関心を持つこと」が重要だと説きます。
さらに、ビジネスの場における雑談では、常に以下の4つのポイントを意識することが大切だとしています。
① 相手を驚かせないレベルの「自己開示」をして、自分という人間を知ってもらう
② 好奇心を持って、相手の「人間性」や「人となり」を知ろうとする
③「信頼関係」の構築が目的であることを忘れない
④ 相手と「ラポール(お互いの心が通じ合い、リラックスしてお互いの言葉を受け入れられる関係性)」を作れているか、客観的な目で観察しながら話す
こうした雑談を丁寧に積み重ねていくことが、ビジネスで成果を生み出すための「原動力」となるのです。
本書では、これらの要素とポイントを踏まえた具体的な雑談の方法や、避けるべき「NGな雑談」、質問の仕方など、すぐに実践できるテクニックが豊富に紹介されています。
本書の目次

はじめに 日本人は「雑談」を世間話や無駄話と考えている
第1章 「世界」の雑談と「日本」の雑談
第2章 強いチームをつくる「社内雑談力」の極意
第3章 武器としてのビジネスの雑談
第4章 こんな雑談は危ない! 6つのNGポイント
おわりに リモートワークの増加が雑談の重要性を浮き彫りにした
著者紹介
ピョートル・フェリクス・グジバチ
連続起業家、投資家、経営コンサルタント、執筆者。プロノイア・グループ株式会社代表取締役、株式会社TimeLeap取締役、株式会社GA Technologies社外取締役。
モルガン・スタンレーを経て、Googleで人材開発・組織改革・リーダーシップマネジメントに従事。
2015年に独立し、未来創造企業のプロノイア・グループを設立。2016年にHRテクノロジー企業モティファイを共同創立し、2020年にエグジット。2019年に起業家教育事業のTimeLeapを共同創立。
ベストセラー『NEW ELITE』他、『パラダイムシフト 新しい世界をつくる本質的な問いを議論しよう』『世界最高のコーチ』など執筆。ポーランド出身。
書籍情報
『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』
著者:ピョートル・フェリクス・グジバチ
定価:1,848円(本体1,680円+税)
体裁:四六判 / 240ページ
ISBN:978-4-295-40810-9
発売日:2023年3月31日
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
▼株式会社クロスメディア・パブリッシング
https://www.cm-publishing.co.jp/