【秋の国際短編映画祭 開幕】グランプリ『天空の孤高』、アカデミー賞候補作品や千葉雄大監督×伊藤沙莉さんの受賞作品など公開

アジア最大級の国際短編映画祭 ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)が「秋の国際短編映画祭」を開催。オンラインとリアルの両方で行われる。


オンラインとリアル会場にて開催

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭 ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)が、東京国際映画祭提携企画となる「秋の国際短編映画祭」を開催する。

リアル会場では、10月21日(金)~23日(日)に東京都写真美術館にて、オンライン会場は9月29日(木)~10月23日(日)に開催。

秋の国際短編映画祭では、6月に開催された第24回SSFF&ASIAにて各賞を受賞したショートフィルムなどが上映・配信される。

第24回SSFF&ASIAには、世界126の国と地域から5,720点が集まり、2023年のオスカー候補となる可能性もある、世界で唯一のジョージ・ルーカスの名を冠したグランプリ受賞作品『天空の孤高』(レバノン/フランス)などがあった。

上映・配信ラインアップ

今回の上映・配信には、映画祭期間中もっとも視聴者数の多かった作品としてMost Viewed Awardを受賞した『演説』や、千葉雄大監督×伊藤沙莉さんのタッグが光るベストアクターアワード受賞作品『あんた』などがある。

また、ハロウィンの10月に因んだホラー特別招待作品として、アマンダ・サイフリッド主演『スキン・アンド・ボーン』、ティモシー・シャラメが8歳の時に出演した『ブッチャーヒル:甘い罠』の日本初公開作品も。

さらに、東京国際映画祭2022のコンペティションに最新作「エゴイスト」が入選している注目の日本人監督、松永大司監督にも光を当てる。

『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-カナリア』(TAKAHIRO主演)、『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project- On The Way』(今市隆二主演)が上映される。

オンラインでは、『カメラを止めるな!』を海外でヒットさせた日本在住の英国人プロデューサー、Third Window Films代表のアダム・トレルによるトークセミナーも開催。

海外で話題となる日本映画作品の傾向分析や、数多くの日本映画を海外に配給してきた同氏の視点による、「日本映画・業界」についてもトークが展開される。

限定オリジナルNFTも配布

カンヌに続き、国内の映画祭では初の取り組みとして、オンライン会場とリアル会場の両方で特別NFTがプレゼントされる。

このNFTはSSFF&ASIA 25周年を記念したもので、各先着1万名の限定配布。

さらにこのNFTは、2023年に25周年を迎える映画祭における、特別イベントへの参加パスポートとなっている。

スマートフォンでQRコードを読み取ると、SSFF&ASIAオリジナルNFT(デジタル証明付き映像または画像)が配布される。

NFT所有者には2023年6月に開催予定のSSFF&ASIA 2023における特別イベントへのパスポートなどがエアドロップされる予定。

オンライン会場での配布は10月5日(水)〜10月23日(日)、リアル会場での配布は10月21日(金)〜10月23日(日)を予定している。

SSFF & ASIA 2022秋の国際短編映画祭 概要

期日:
・オンライン会場 :2022年9月29日~10月23日
・リアル会場:2022年10月21日~23日

会場:オンライン、東京都写真美術館

内容:SSFF & ASIA 2022受賞作品ほか、ホラーショートフィルム特集、ショッキングコレクション、Discover Beautyプログラムを上映・配信。

その他BRANDED SHORTSオンラインセミナー、クリエイターズセミナー、日本各地のストーリー創作パネルディスカッション等。

料金:無料(リアル会場およびオンラインイベント、ホラーサテライト会場、ブリリアショートショートシアターオンライン)

オンライン会場の作品が20作品以上見放題となる鑑賞パスポート:1,000円(税込)9/29より発売

申し込み:東京都写真美術館にて上映の席予約は9/29 14:00~公式サイトにて受付開始

公式サイト:https://www.shortshorts.org/2022autumn/

主催:ショートショートアジア実行委員会
共催:東京都 
後援:J-WAVE 東京国際映画祭提携企画


▼『その瞬間、僕は泣きたくなった』レビュー(2019.11)

ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。別業種からフリーライターとして独立後、Culture Cruiseメディアを立ち上げ、『Culture Cruise』を運営開始。現在は東京と神奈川を拠点としている。 カルチャーについて取材・執筆するほか、楽曲のライナーノーツ制作、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。趣味はレコード鑑賞。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!