【SG】メジャーデビュー後 初のワンマンライブ『Rebuild 7 Colors』開催!ゲストDJ GINTAも登場

3月29日、日韓ミックスのネオシンガーソングライターSGによる『Rebuild 7 colors』の東京公演がSHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催された。今回のツアーでは、4つのテーマを通してSGの等身大の人生を表現するライブが届けられた。

『Rebuild 7 Colors』

開演時間になると、ステージのスクリーンに1つ目のテーマである「故郷」という言葉が映し出され、続けて、SGが韓国語でインタビューに答える映像へ。

SGは、生まれ育った韓国のことを「家」と語り、韓国を離れて日本に来る時の心境を「ワクワクする」と振り返った。

これは、この後に示される他のテーマにも通じる話であるが、SGの人生観を振り返る各インタビュー映像は、「始まりがあれば終わりがある」「出会いがあれば別れがある」「何かを好きになることは何かを手放すことである」という真理を伝えるもので、決して平坦ではない彼の人生の歩みを追体験するような仕上がりになっていた。

1つ目のインタビュー映像の後、雨音が響く中、SGのいくつかの代表曲の断片が数秒ずつ流れ、オープニングナンバー「rainy day」へ。

SGはステージをゆっくりと歩き、時折リズムに合わせて軽やかにステップを刻みながら、凛と澄みきった空気に満ちた会場に優しい歌声を丁寧に響かせていく。

「最高な日にしましょう」という呼びかけの後、「Instagram」「Lily」を続けて披露。繊細な歌声と力強い気迫を放つ歌声、その2つを通して、胸の内の感情のダイナミックな起伏や細やかな機微を余すことなく伝えてみせる。

2つ目のテーマは「青春」。

SGが東京で単独ライブを行うのは今回が約1年ぶりとなったが、生のライブパフォーマンスを通して伝わってくる彼のシンガーとしての力量の高さに改めて驚かされた。

インタビュー映像の中で、「SGにとって、友達や仲間はどのような存在か?」という質問に対して、「自分より大事な存在」と答えていたシーンが印象的だった。

「君に会いたいと願ったって」の冒頭では、SGの力強い呼びかけに観客が一斉に立ち上がり、大きな手拍子と歓声でSGの想いに応えていく。

曲のラストで、SGは「悔しいけれど ただ東京大好き!」と歌詞を替えて歌い、フロアから一際大きな歓声が巻き起こった。

令和を代表する卒業ソングの一つになった「僕らまた」では、SGが歌い始めから観客にマイクを託し、観客が大きな歌声で応えてみせる。

曲中には、今日のライブに卒業式を終えて来た人がいることを伝えつつ、「卒業おめでとうございます」と祝福の言葉を届ける一幕も。

続けて「心に秘めてる『心友』を思い出して聴いてください」という言葉を添えて「心友」が披露される。

ダイナミックに展開していくトラックを乗りこなしながら、別れを乗り越えたその先の未来へ向けたまっすぐな想いを伝えるSGのパフォーマンスに、フロアから温かな拍手が鳴り響き続けた。

3つ目のテーマは「好き」。

インタビュー映像の中でSGは、音楽を好きになったことで「普通」と決別したと語っており、この後の4つ目のテーマと合わせて、プロのシンガーとして生きる人生の深みと重みが伝わってきた。

「次の曲は俺一人じゃ歌えないんだ」と叫んだSGは、ゲストのDJ GINTAをステージに呼び込み、2人で共に「Way Back Home」を披露。

鋭利なラップとエモーショナルな歌が次々とバトンタッチを繰り返し、熱い高揚感を作り出していく。続けて、艶やかなダンスチューン「ひとくちのキス」へ。

ラストの転調でさらに会場全体の熱が高まり、「CHOA」では観客が歌詞に合わせて手でハートマークを作り、SGの熱い想いに全力で応えていく。

最後のテーマは「プロフェッショナル」。

このインタビュー映像では、趣味としての音楽と決別し、プロとして音楽を送り届けていく覚悟が語られた。特に印象的だったのは、「自分のためでなく、人のために歌うようになった」という言葉。

また、「ファンはどんな存在か?」という質問に対して、先ほど、友達や仲間について「自分より少し大事な人たち」と答えたことを振り返りながら「ファンも一緒」と語り、インタビュー映像の最後に「いつも不器用な私を愛してくれてありがとう」「もっと大きな愛を返せるように頑張ります」と告げた。

そして、2月にリリースされた最新曲「Curse of love」が披露される。

まるでロックオペラのような壮大な展開に乗って、3つの言語を駆使しながら深淵な愛を伝えていくSG。

特に、サビやラストのワルツのパートにおけるパワフルなハイトーン、終盤のホイッスルボイスは本当に圧巻で、シンガーとしてのSGの新境地を見たような気がした。

続けて、昨年秋に新しいスタートを切った際にリリースした「Palette」へ。ライブタイトルに通じる七色のライティングがSGとフロアを燦々と照らす光景がとても美しかった。

そして、本編ラストには「すげえ大事な新曲ができたんで聴いてください」という言葉を添えて、5月リリース予定の新曲「Cheese」が披露されるというサプライズも。

管楽器を大胆にフィーチャーしたゴージャスなサウンドが印象的なポップチューン。まるで陽光をめいっぱい浴びたような快活なメロディと、SGのエモーショナルな歌声が否応もなく心を躍らせてくれる一曲だった。

一度本編が締めくくられ、第2部「スーパーSGタイム」へ。

“撮影OKタイム”では、再びDJ GINTAを呼び込み、この日2度目の「Way Back Home」を披露。

続く“リクエストタイム”では、2つの候補曲のうちどちらを披露するか観客のリアクションを踏まえて決定する流れだったが、フロアからの熱いリクエストを受けて2曲とも披露することが決定。

韓国語で「雪の華」(中島美嘉)と「I LOVE YOU」(尾崎豊)をカバーし、「好きな歌歌って拍手もらえる人生、幸せです。本当にありがとうございます」と深い感謝の気持ちを伝えた。

そして、最後のコーナー“リクエストタイム2”では、3つの候補曲のうち「Friends」とこの日2度目の「Cheese」を披露。楽曲のPOPな鮮やかさと相まって、未リリースの新曲とは思えないほどの熱気がフロアに生まれていた。

ここでライブは終了となったが、終演後に、GENIEチケット(ファンクラブ限定チケット)を持つ観客のためのコーナーが設けられた。

1曲目は、SGが大好きで、昨年のライブの会場BGMとして起用していたブルーノ・マーズ「Versace on the Floor」のカバー。

床に座りながら歌うSG。カジュアルなフィーリングと親密な空気感がライブ本編よりも色濃く感じられた。

続いて、父の還暦パーティ用の動画を撮って送る際に歌ったというQueen「I Was Born To Love You」のカバーへ。

「今日は、GENIEのために俺は生まれてきたよ、という意味を込めて歌います」という言葉が印象的で、今までのライブでは見せたことのなかったような強烈な気迫を感じさせる歌、躍動感が溢れるパフォーマンスに圧倒された。

最後にSGは「幸せとは何か?」という問いについて、「自分の何かを人に与える時が一番幸せ」と自身の幸福論を語り、「みんなのためなら、死んでもいいや」という言葉を添えてラストナンバー「死んでもいいや」を披露した。

まさに、幸せの絶頂を歌い届けるような渾身の歌を届け終えた彼は、「これからもよろしくお願いします」と真摯に挨拶をした。

また、ライブに対して積極的になれなかったかつての自分を振り返った上で、ファンのおかけで自分の中のライブが楽しいものに変わったと語り、今回のライブ『Rebuild 7 colors』は大成功だったと万感の想いを語った。

新たに「Rebuild」されたSGの、未来への期待が高まる感動的な一夜だった。

『Rebuild 7 Colors』公演概要

【大阪公演】

日程:2024年3月23日(土)
会場: GORILLA HALL 

【東京公演】

日程:2024年3月29日(金)
会場:SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

 SGプロフィール

日韓ミックスのネオシンガーソングライター。2023年11月にメジャーデビュー。

J-POPとK-POPの垣根を超えて、日本語と韓国語を織り交ぜて歌う独自のスタイルが人気を博し、TikTokフォロワー85万人、YouTube登録者数42万人、総再生数5億回を突破。

2020年6月よりTikTokとYouTubeに投稿を開始、2021年4月にリリースした『僕らまた』は「令和の卒業ソング」として浸透し、LINE MUSICチャート最高1位、Spotify「バイラルトップ50(日本)」、iTunes「総合トップソング(日本)」など各種音楽チャートにランクインし続けている。

また、自身が人種による差別に苦しんできた経験から「”Music has no borders.” ―音楽には国境がないことを証明する」を掲げ、様々な国やジャンルのアーティストとのコラボを積極的に実施している。

ドラマ『梨泰院クラス』の主題歌を歌うGahoや、『NIGHT DANCER』を歌うimaseとのコラボでは、日本語と韓国語を織り交ぜた歌唱を披露。

2022年6月から12月にかけては「#SGproject」と題して、フィーチャリング楽曲を毎月制作するプロジェクトを実施。Novel Core、鈴木鈴木、Rude-α、Aile The Shota、吉田凛音、りりあ。、竹中雄大が参加した。

■SG info

OFFICIAL SITE:https://supergenius-entertainment.com
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ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。別業種からフリーライターとして独立後、Culture Cruiseメディアを立ち上げ、『Culture Cruise』を運営開始。現在は東京と神奈川を拠点としている。 カルチャーについて取材・執筆するほか、楽曲のライナーノーツ制作、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。趣味はレコード鑑賞。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!