Culture Cruiseおすすめの最新曲から準新作くらいまで、2019年9月版をお届けします!夏から秋へ移り変わるこの季節を意識してセレクトしてみました!
洋楽・邦楽は見出しごとには分けていますが、プレイリストは垣根なく一つに!記事の最後にSpotifyプレイリストをまとめてあるので、ぜひ聴いてみてください。
Culture Cruiseおすすめ最新曲<洋楽編>
Alessia Cara – Ready
チルだけど気持ちの良いビートに支えられているので適度にノレる曲。Alessia Cara(アレッシア・カーラ)はこういう絶妙な音使い、テンポ感が上手いですよね。
レゲエのトロピカルな雰囲気も漂い、彼女のハスキーな声が引き立っています。リリックの内容は意外と混沌としているんですけどね。
“あなたに受け入れてもらうにはどうしたらいい”というのをずっとぐるぐる考えている感じ。そういう意味で「Ready for me」ってずっと言ってます。
2019年9月には、待望のE.P.『This Summer』がリリースされるのでこちらも注目です。
Sam Feldt – Post Malone (feat. RANI)
2019年5月のリリースということで、最新と打ち出しておきながらそんなに最新でもない曲をぶち込んでしまいましたが、Spotifyの再生回数は全世界で10億回という驚異の数字を叩き出しているヒットチューン。
Post Malone(ポスト・マローン)とはもちろんラッパーのPost Maloneのことですが、彼をリスペクトした曲!…という雰囲気でもない感じ。
「Post Maloneみたいに騒ごうぜ!」みたいなニュアンスですかね。騒ぐ代名詞として選ばれたPost Maloneさん。
Charlie Puthの「Marvin Gaye ft. Meghan Trainor」と捉え方は似ています。「マーヴィン・ゲイしようぜ」って曲があるんです。
Sam Feldt(サム・フェルト)はトロピカルハウスのトラックメイカーとして有名なオランダ出身のDJで、切ない余韻を残すような美メロ系のEDMを得意としています。
The Chainsmokers, ILLENIUM – Takeaway ft. Lennon Stella
2016年の「Closer」、2017年の「Paris」などのヒットが記憶に新しいThe Chainsmokersはネクストレベルに。ちょっとお腹いっぱいと思ってますか?でも曲を聴くとやっぱり素晴らしいんですよ。
EDMの新しい形を創造し、世界に発信する絶大な影響力を持つアーティストとして、やはり彼らが出す曲には非常に注目が集まります。
デュオではありますが、アンドリューだけががっつり歌って美味しいところをかっさらい、アレックスが暇になるスタイルは変わらないですね。
個人的にこの何とも言えないバランス配分が好きなポイントでもあります。褒めてます。
Sam Smith – How Do You Sleep?
サム・スミスの新譜はシンプルで音数の少ない最新鋭のダンスナンバー。
曲だけ聴けばダンスナンバーという言葉には違和感がありますが、ここはあえてそう言わせていただきたい。
「ついに僕の中に眠っているダンシング・クイーンを放出するときが来た!」とSNSでも発信されていました。こんなにも素晴らしいパフォーマンス力を持っていたことには驚きです。
2019年は「自由」であることに重きを置いているというサム・スミス。
ジェンダーフリーの今、自由を表現するなら彼ほど説得力のあるアーティストはいないのではないでしょうか。
Emotional Oranges – Just Like You
Emotional Orangesは今個人的に激推しのアーティストです。
正体を明かさないことで話題となっているくらいなので、あまり資料もないのですが、分かっているのは2017年にデビューした、LAを中心に活動しているR&Bデュオということだけ(少)。
そして2019年9月、渋谷WWWで初来日ライブが行われます(執筆時点ではまさに今日!)。そこでベールを脱ぐことになるのか、注目が集まります。
クセのないこの楽曲は、きっとたくさんの方に気に入っていただけるのではないかと思い、セレクトしてみました。
Culture Cruiseおすすめ楽曲<邦楽編>
サカナクション – モス
“歌謡臭”漂う「モス」は、懐かしの8cmシングルでのリリースというオーディオメーカー泣かせ(むしろ喜びか?)の話題作。
本作は「忘れられないの」との両A面シングル(この響きすらも懐かしい)ですが、私はあえて実質のB面感のある「モス」を打ち出していきたい。
サカナクションはマジョリティの中のマイノリティでありたい。と常々語るヴォーカル・山口一郎さんの言葉には感激してしまうのですが、まさにそれを象徴する胸熱な楽曲になっています。
今まであまり公にはしておりませんでしたが、私実はサカナクションだいっすきなんですよ。どうでも良い?でも今回それがちょっと出ちゃったかなって。
KEITA – I Gotta Feeling feat. ISH-ONE, GASHIMA
w-inds.の橘慶太さんがKEITA名義で活動しているソロプロジェクト。12ヶ月連続配信の第7弾となる楽曲です。
KEITAさんが「ラッパーとコラボしたい」とツイートしたことがきっかけで実現したというこの曲。本来、音楽ってこれくらい軽やかにジャムってくれて良いですよね。
プレイリストで洋楽の中に混ざっても遜色ないほどのトラックがかっこよくて、KEITAさんどこまで才能発揮するの?という素晴らしいクリエイティビティはw-inds.楽曲でも感じることができます。
先日、Culture Cruiseでもw-inds.さんの記事を脇目も振らず全力で書きました。
初めてw-inds.のライブに行き、100時間研究して気付いたたくさんのこと
夏の自由研究だったのでね、2019年執筆に勤しんでいた私に夏を運んでくれたのはw-inds.さんでした。忘れられない素敵な夏をありがとう。
The fin. – Gravity
予測できないコード進行、実験的な音色、まさに時代の最先端とはこういう音楽なのではないでしょうか。作業用BGMとしてもおすすめです。
The fin.は日本のバンドなのですが、拠点はイギリスなんですね。日本と世界の橋渡しになってくれています。
洋楽編に組み込むべきか迷ったのですが、まぁそんなことどっちでも良くなっちゃうかっこよさ。
なんかもう最近、洋楽・邦楽という垣根すら必要ないんじゃないかという気持ちになってきます。ジャンルレスでかっこいいバンドです。
清水翔太 – Breathe Again
一体、この人はどこまで進化するのだろうか。浮遊感の漂うトラックとスキルフルなヴォーカルのバランスがたまりません。夏の終わりにぴったりな楽曲です。
MVは、あえてタテ型のフレームで表現されたナイトプールでの一幕。
ハイスピードカメラで撮影したスーパースロー映像につき、実際には7秒ほどで撮影されているそうです。話題の人も多く出演しているのでぜひ最後まで。
清水翔太さんの魅力は、音源はヴォーカルエフェクトによって軽やかで聴き心地の良い仕上がりになっているのに対して、ライブでは度肝を抜かれる圧倒的な歌唱力で生歌を聴かせてくれるところにあると思っています。
その違いが興味深く、音楽の楽しみ方に幅を持たせてくれているアーティストです。リスペクト!
ALI – STAYING IN THE GROOVE
最後にどっちゃクソにかっこいいバンドを激推しします。まさにタイムリーに数日前初めてライブを拝見したのですが、かっこよすぎて衝撃が走りました。
ALIは日本とアメリカやアフリカなど、全員が多国籍にルーツを持つメンバーで構成されている7人組バンド。国境を越えたクロスオーバーを感じさせてくれるグルーヴが持ち味です。
ライブで「音楽に国籍も性別も関係ない」とおっしゃっていたヴォーカルのLEOさんの言葉どおり、その信念を強く感じるステージ。
Spotifyで曲は聴いていたのですが、それをはるかに上回るパフォーマンス力はパワフルで圧巻でした。
この曲のMVでは、ダンサーとして藤井萩花さんが参加されているところも胸熱です。
以上、2019年9月版 Culture Cruiseセレクトのおすすめほぼ最新曲集でした!まだまだ残暑の続く9月。夏の思い出を振り返りながら、秋の訪れを感じてください。
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