【2024年版】インタビュー総集編 Part.2

2024年のインタビュー総集編(全4回)。

ライター長谷川の特に印象に残っている言葉を、少しずつですが引用しています。

YouTubeの動画もぜひ再生して楽曲を聴いてみてください。

インタビュー本編を読みたい場合は、オレンジ色のリンクをクリックしていただくと各記事に飛ぶことができます。

▼Part.2はこちらの5組です。

I Don’t Like Mondays.

10周年イヤーだったI Don’t Like Mondays.、2024年は2回登場してくれました。今回はデジタルシングル「New York, New York」のお話がメインでした。

−−バンドを基軸にする発想にはなぜ辿り着いたんですか?

SHUKI:外部のプロデューサーさんにアレンジしてもらうことを試してきて、自分たちがやったアレンジとの一番の違いは、ライブでバンド演奏に置き換えた時にどこまで迫力だったり、曲のよさが活きるかを考えるかなんですよね。音源を流すだけじゃなくて。それこそニューヨークのGreat Good Fine OKにお願いした時(「Sunflower」)も、普段楽器を演奏している人たちとは違うアレンジでしたし。今回は、ライブも見据えてどうなるかを考えていった方がいいんじゃないかということで、バンド感を大事にしました。

10周年のバンドアイデンティティを示す「New York, New York」

BALLISTIK BOYZ

5月の「HIGHER EX」インタビュー。ラップチームとボーカルチームの曲がそれぞれ収録されていることから、前編・後編のメンバー分けも初めてそのように分かれていただき取材しました。

▼前編

−−デビューからの5年を振り返った時に、何が思い浮かびますか?

海沼流星:それはなかなか難しい質問ですね…今振り返るとコロナの時期が、アーティスト人生の中で一番きつい時期でした。デビューして1年経ったところで、自分たちがやりたい海外でのビジョンが定まってきたちょうどいい時期に、予期せぬことが起こって。ビジョンを再構築して動き始めて、取り戻してるのが今だなと思います。LDHという事務所は僕らの夢を応援してくれる、僕たちが求めていることへの回答が返ってくる素敵な会社だと思っているので、そこに期待を持っている自分と、グループの力でがんばりたいという意思統一に期待を持ち続けている自分がいます。いつか、今自分たちがやっていることがちゃんと結果に繋がると信じているので、そこに向かってがんばっています。

松井利樹:デビューするタイミングで7人で考えた目標プランは、達成できてない部分もたくさんあります。でもその分強くなれているというか、どんどん自信が湧いてきているというか。結果はついて来なくても、それはいつか叶えられるものだと思っているので、叶えられた時に誰にも止められないだろうなという武器がどんどん自分たちに増えてきていて、それを発揮するのが楽しみでわくわくしています。いろんなことを楽しみにしながら、がんばっているという感じです。確実にこの5年で成長できたと思うので、ここからまた5年後、10年後、いろんな武器を増やして最強になりたいです!

前編「この7人でやってきてプラスなことばかりだった」

▼後編

−−特にボーカル曲の場合は、4人でその世界観をつくるのがBALLISTIK BOYZの特徴であり、4分割される難しさもあると感じます。

日髙竜太:もうまさに、そうですね。

砂田将宏:今回ツアーをやっていても、4人で歌うのは僕らならではですが、本当に難しいなと思います。先輩方のツインボーカルなどを見ていると、それぞれ歌うパートが多くて歌っている時間も長いので、その中でグルーヴができてきて、それを途絶えずに1曲歌い切れているなと感じます。でも僕らは4人で歌っている分、ワンフレーズだけ出てきて、そこからしばらく出てこなくてという構成が多いので、ずっとキープすることの難しさを感じてます。

後編「感情をつなぐ4ボーカルの難しさ」

NOAさん

前回の1stアルバムに続き、2ndアルバム『Primary Colors』のリリースでNOAさんを取材しました。

ーーNOAさんにとって、アルバムとして作品に残すというのはどんな意味がありますか?

NOA:その時の時代を表すものでもあるし、自分自身を0から100までたっぷり表せるのがアルバムだと思います。シングルだとどうしても1曲の中で表現しなければいけないので。アルバムは表現したいことがすべてできるので、表現者としては嬉しいものですし、その後にツアーやイベントを通して物語が始まるという意味では、一冊の本のような感じですかね。『NO.A』という僕なりの時代やストーリーがあって、今は『Primary Colors』という第2章がはじまったという感覚です。

3つの人格が作るアルバム『Primary Colors』というストーリー

PKCZ®︎

初登場のPKCZ®︎。EXILE MAKIDAIさん、DJ DARUMAさん、白濱亜嵐さんに、7年ぶりのリリースとなるアルバムについて伺いました。

白濱亜嵐:「GLAMOROUS」も歌うパートが多いので、僕の中ではけっこう大変だったんですよ。でも「So Tight」はレベチでやばかったですね。360度包まれているような空間の曲の作り方になっているので、ハモリを重ねるのが多くてめちゃくちゃ歌いました。5〜6時間ぶっ通しだった。

DJ DARUMA:しかも予備日が取れなくて時間もなくて。「行くしかねぇ!」みたいな(笑)。

白濱亜嵐:でもすっごく勉強になりましたし、鍛えられました。このアルバムを録っていて気づいたんですけど、PKCZ®︎って1人で歌うべきじゃない曲がいっぱいあるんですよ(笑)。

DJ DARUMA:ライブ仕様なのに、いざライブになったら超やべぇみたいな。

白濱亜嵐:作ったかたも、5〜6人組で歌いまわす前提で作ったんじゃないかって。歌も被ってるし。でも、だからこそ間が埋まっていてめっちゃ盛り上がる曲になるんですよね。グループ用に作った曲って間が埋まるので。でも楽しいです。

3年間の活動を1つの形にした「フルーツバスケットみたいなアルバム」

SAKI(咲貴)さん

映画『明日を綴る写真館』に出演、主題歌を歌うSAKI(咲貴)さんへのインタビュー。映画の撮影や、主題歌が生まれるまでのお話などについて伺いました。

−−キャストとして、完成した作品を観た時はいかがでしたか?

SAKI:撮影のことを思い出すと涙が止まらなくて。みんなの温かさがあってこそのこの作品なので。皆さんの表情とか目とか、ここが好きですとか……挙げていったらキリがないですね。映画を観た時に、シャッターを切るみたいに、みんながゆっくりゆっくりまぶたを落としていくような、そんな一瞬が多くて、曲のタイトルを「瞬」と付けました。目を伏せてる(平泉)成さんの姿がすごく好きで、その一瞬一瞬を収めてくれているからこその世界、この作品があるんだなと思ったので、観てくださる方にも、この温かさがどうにかして伝わってほしい! と思って(笑)。現場の優しさが全部、作品に表れているなと思いましたね。

シャッターを切るように一瞬を収めた主題歌「瞬」

続きはPart.3へ

以上、2024年のインタビュー総集編 Part.2をお届けしました。

Part.3もお楽しみに。

インタビュー・編集 / 長谷川チエ


▼Part.1はこちら




ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。2017年より『Culture Cruise』を運営開始。 ライター・インタビュアーとしてカルチャーについて取材・執筆するほか、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。ライブレポートや取材のご相談はお問い合わせフォームからお願いします。