吉野北人主演・映画『Swim on Vacation』が中東最大級のファジル国際映画祭(イラン)コンペティション部門に出品決定

主演に吉野北人(THE RAMPAGE)を迎えた、飯塚健のオリジナル劇場用映画 最新作『Swim on Vacation』 が、第43回ファジル国際映画祭 Eastern Vista(アジア映画部門)に出品することが決定した。

『Swim on Vacation』

本作は『ステップ』『ある閉ざされた雪の山荘で』などで知られる飯塚健のオリジナル書下ろし劇場用映画。

旅の終わりは、喪失か、それとも再生か。魂の軌道を辿るロードムービー。

©2026映画「Swim on Vacation」製作委員会

静かなユーモアとペーソスを織り交ぜながら“逃避と再出発”という普遍的なテーマを描き出す。

そして主演の吉野北人が、繊細で揺れる感情と、海に身を委ねるような“素の表情”を余すことなく体現する。

監督・脚本:飯塚健

【プロフィール】

1979年、群馬県生まれ。映画監督。脚本家。2003年、『Summer Nude』で劇場デビュー。撮影時22歳、公開時24歳という若さが反響を呼ぶ。以降、『荒川アンダーザブリッジ』(原作・中村光)、『虹色デイズ』(原作・水野美波)、『野球部に花束を』(原作・クロマツテツロウ)といった漫画の映像化から、『笑う招き猫』(原作・山本幸久)、『噂の女』(原作・奥田英朗)、『ステップ』(原作・重松清)、『ある閉ざされた雪の山荘で』(原作・東野圭吾)といった小説の映像化に加え、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』、『宇宙人のあいつ』、『FUNNY BUNNY』、『REPLAY&DESTROY』、『榎田貿易堂』といったオリジナル作品まで、多岐に渡るジャンルの作品を手がける。

ASIAN KUNG-FU GENERATION、OKAMOTO’S、秦基博などMV監督作も多数。東京・丸の内コットンクラブを会場とするライヴショウ「コントと音楽」プロジェクトはライフワークとなっている。

著書に『ピンポンダッシュ 飯塚健冒険記』(サンクチュアリ出版)、『さよならズック』(復刊ドットコム)、『FUNNY BUNNY』(朝日新聞出版)など。

【コメント】

この度は、中東最大級の権威あるファジル国際映画祭より、『Swim on Vacation』がEastern Vistaコンペティションに招待いただいたことを、心より光栄に思います。43年の歴史ある映画祭と、イランの深く根付いた豊かな映画文化に対する敬意をまずお伝えさせてください。

本作は、愛する妻を失った男が「死に場所を探す旅」を描いた物語です。しかしそれは、絶望の中を泳ぎ続けるうちに、やがて点が線となるように、命そのものへの光を見出していく、普遍的な魂の軌道でもあります。

遠く離れたシラーズの地で、この作品がイランの観客の皆様、そしてアジアの映画人たちと出会い、新たな「命」を与えられることを願っています。この招待が、私の今後の映画制作における重要な出発点となることを確信しています。

観客の皆様、そして映画祭の関係者の方々に、重ねて深く感謝申し上げます。

ファジル国際映画祭について

ファジル国際映画祭(Fajr International Film Festival)は、中東最大級の映画祭のひとつとして世界的な注目を集める国際映画祭。

コンペティション部門には世界中から新作が集まり、多様なテーマと作家性を評価する場として知られている。

第43回となる今回は11月26日から12月3日までイラン・シラーズで開催される。

▼ファジル国際映画祭 公式サイト
https://www.fajriff.com/en

※本映画祭における監督と出演者の登壇および渡航の予定はございません。