2024年10月23日にEP『TWENTY』をリリースしたiScreamが初登場。今作で表現されたiScreamの魅力や、Girls²とのコラボについても伺いました。
iScreamらしさを100%詰め込んだEP
ーーEPとしてリリースされるのは久しぶりですよね。
RUI:2021年のデビュー作以来で、自分たちでもびっくりです。今年のiScreamの集大成という言葉がよく似合うEPだなと思いますし、自分たちも1曲1曲に自信と想いの詰まった5曲を1つに集めたので、自分たちで言うのも不思議な感覚ですけど、本当に豪華(笑)! そういう作品になりました。
HINATA:3ヶ月連続リリースの楽曲に2曲を加えたものとなっています。3ヶ月連続でリリースできたことにも感謝していますし、いろいろな楽曲を皆さんにお届けできたことが嬉しいです。2024年の私たちが詰まったEPでもあり、11月から始まるツアーに受け渡せるような作品になったかなと思います。
YUNA:『TWENTY』は今の自分たちらしさを100%詰め込んでいるのと、RUI、YUNA、HINATAのそれぞれのカラーも入っているのかなと思います。
ーーそんな今作で表現されているiScreamの魅力って、ご自身ではどんなところにあると思われますか?
RUI:それぞれが持つ個性を存分に出せているなと思います。このEPも、男女問わずその人が持つ自信やパワーをより引き出してもらえるような、力が湧いてくるようなメッセージが込められています。3人が20代になって初めての作品なので、新たな一歩を踏み出した覚悟だったり、自立した私たちからのメッセージがテーマでもあり、聴いてくださる方に届けばいいな、刺さればいいなと思っています。
HINATA:前回『Selfie』というアルバムをリリースさせていただいたんですけど、1曲1曲の個性もメッセージも強いのでいい意味で「圧が強い」アルバムでした(笑)。今回もガツガツ、メラメラしたEPなので、皆さんがどんな時に聴いてくれるのかが本当に楽しみです。自立心だったり自己肯定感を高めるような曲もありつつPOPな曲もあり、バラードも入っていて日常生活のすべてに寄り添う音楽があるEPなので、皆さんの好きなタイミングで、各々の楽曲たちを聴いてくださればいいなと思います。
ーー今作の中で、他のメンバーの歌やラップで好きな部分はありますか?
RUI:私は「Runninʼ」のYUNAのラップが好きです。今までもiScreamのラップ担当はYUNAとHINATAがやってくれていたんですけど、ここまでディープでダークなトーンのiScreamを出すこと自体が初めてだったので、その中でのYUNAのラップがすごく生き生きしているし、ちゃんと魅せ切っていてかっこいいなって思います!
HINATA:今年の夏もイベントにたくさん出演させていただいて「Sorry Not Sorry」は何度もパフォーマンスさせていただいているんですけど、一番最初のRUIちゃんの“High speed”の飛ばし具合は毎回痺れますね。
YUNA:ほんとにね、たしかに!
HINATA:「Sorry Not Sorry」が出来上がって初めて聴いた時も、出だしから「えっ!?」ってなったのをすごく覚えていて、今はたくさん聴いているからこそ当たり前になっていますけど、すごいことだなと思うのでお気に入りです! 後ろでいつもひっそり踊らせていただいています(笑)。
ーー素晴らしいハイトーンですよね。歌い出しで緊張とかしないですか?
RUI:緊張は意外とないです。この曲が好きな気持ちがあふれているので勢いで堂々といけば全然大丈夫で、どちらかというとバラードの決めパートなどの方がドキドキします。
HINATA:そうそう、落ちサビとかね。
YUNA:私は「Sorry Not Sorry」の、HINATAの“What time is it? 急にソワソワしちゃって”のHIANTA節が好きです。声の使い方がザ・HINATAといういう感じです。ここだけの話「にゃんにゃんタイム」って呼んでいるんですけど…。
HINATA:スーパーにゃんこタイムね(笑)!
YUNA:あ、スーパーにゃんこタイム!
HINATA:YUNAの後に私がラップをするんですけど、ここはRecの時からYUNAはイケメンな感じでラップして、私は逆にちょっとにゃんにゃんした、あざとい感じでギャップを見せようねってタッグ組んでいましたね(笑)。
ーーインパクトのあるパートですよね! HINATAさんから見てYUNAさんのラップはどうですか?
HINATA:バラードではハイトーンのパートも担当してくれていて、iScreamの楽曲はYUNAのハイトーンにお世話になっているので…。
RUI:お世話になっております(笑)!
HINATA:本当にありがとうございます! といつも思いつつ、ラップをする時とバラードで歌い上げる時と、どっちも完璧に上手なのですごいなと思いますね。私にはできません(笑)!
YUNA:聴くのも歌うものも全部好きなんです。普段は強めの楽曲を聴くことが多いんですけど、たまに聴くバラードのよさに心が打たれることもよくあります。もちろん練習もするんですけど、人生音楽で生きているタイプなので、こういう風に歌いたいと思うことが多い分、作り込むというよりはその時のマインドだったり感情で歌うことが多いです。
ーーちなみに普段はどんな音楽を聴くことが多いですか?
YUNA:最近はR&Bが多いです。HIPHOPとか日本のガールズバンドとかもよく聴きます。
ーーそうなんですね! RUIさん、HINATAさんはどうですか?
RUI:私は邦楽・洋楽ともPOPミュージックが多いですかね。今をときめく(笑)。J-POPとかJ-ROCKバンドも好きです。
HINATA:私はK-POPが好きで、ギャルなラップもよく聴きます。楽屋でDJを任されるとパワフルな曲を流してしまいます。いろんなジャンルを聴きつつ、自分のマインドに合う楽曲を探しますね。
新しいことの連続で自信がついた
ーー今年は1月にアルバムを出されたのもあって、ずっと駆け抜けていた印象があります。振り返るには少し早いですが、ここまででどうお感じになっていますか?
YUNA:アルバムを出したのも2年前くらいに思えるほど、いろんなことがあって濃い1年でした。3ヶ月連続配信というすごいことをさせてもらえたことにも感謝ですし、いろいろな曲ができたのも嬉しい1年でした。
RUI:今年はリリースが充実していたと思います。アルバムから始まってその後はGirls²とのコラボ、そして集大成となる今回の『TWENTY』まで、新たに経験したことや得たものが多かったので、自信になった1年だったと思います。
ーーどんなところから自信につなげることができましたか?
RUI:2枚目のアルバムを出すことができたので、楽曲が増えたという意味での自信もそうですし、Girls²とのコラボで、大人数でいる時の私たちだったり、踊りながらパフォーマンスする私たちを再認識することができました。今回は自分たちがこだわり抜いたEPをリリースすることができて、いろんな形でiScreamを届けられました。新しいことが連続して起きたような気がして、自分たちも自信がつきましたし、ファンの皆さんもiScreamを追っていて面白い1年になったのではないかなと思います。
HINATA:「大人」を強く意識した年だったかなと思います。けっこう前から大人計画をしたいですと言っていたんですけど、8月に20歳になったので「もう大人だ!」って思っています(笑)。形から入るタイプなので、子どもっぽいヘアメイクをしないようにしようと決めたり、細かい部分で大人を実行しているので、いい女になれるように来年も突き進みたいです。
ーー今年の大人計画は成功と言っていいでしょうか?
HINATA:成功ですかね! ファンの皆さんにもそう言っていただけているのでそう思いたいですし、このEPも「子どもっぽいiScreamはちょっとどこかへ」という感じなので(笑)、私たちが20代になったことをしっかりと表現できたEPになったと思います。
ガルサケでしか届けられない楽曲
ーー昨年に引き続き、Girls²とのコラボも精力的に活動されていましたね。
RUI:デビュー前から切磋琢磨していたメンバーもいるので、コラボは刺激もありますし、安心する場所です。信頼しているメンバーなので、お互いに力を分け合って助け合いながら、でもなかなかないチャンスなので、女子パワーを少しでも多くの方に届けたい、知ってもらいたいという思いで突き進むという感じでした(笑)。
HINATA:Girls²とのコラボでは、CDTVに出演したことが思い出に残っています。3人組で活動している分、人数が増えると安心する部分もありますし、みんなと活動できることが新鮮で、毎回楽しんでます。その期間は一つのグループだと思ってやっているので、ガルサケでしか届けられない楽曲とか雰囲気があるのも皆さん楽しみにしてくださっていますし、お互いのグループの相乗効果があって楽しい期間だなと毎回思っています。
YUNA:コラボになるとiScreamの4倍近い人数になるので、ダンスの時のフォーメーションの移動がとにかく遠いです(笑)。3人だとあと2歩歩いたらすぐその位置に行ける、という感じで位置関係もだいたい決まっているんですけど、大人数だと端から端までめちゃくちゃ遠かったりします。あと、カメラに映っている時と映っていない時があったりするのも、3人だとほぼずっと映っていることが多いので今までとは全然違う経験で、すごく面白かったです。
ーー反対に、3人組の利点や魅力ってどんなところにあるでしょうか?
HINATA:私たち自身ビジュアルも含め好きなものがそれぞれ違うというところがあったとしても、名前も覚えてもらいやすいですし、個性が出しやすいのかなと思います。ガルサケの時には自分をどうやって見せればいいのか毎回始まる前に考えるので、髪型はこれでいいかなとか、あの子と被ってないかなとか、どちらのグループもいいところを見せられるように、ということはいつも考えています。
期待を超えられるように
ーー11月からはツアー(『iScream LIVE TOUR 2024 “Runnin’”』)も始まりますね。
RUI:このEPの5曲が強い味方です。ライブパフォーマンスするのが楽しみすぎる最強の5曲が集まっての『Runnin’』ツアーなので、純粋にこの楽曲たちでライブするのが楽しみです。それに加えて、今まで出してきた楽曲たちがどう入ってくるかという流れも、私たちもどうなるんだろうというワクワク感があります。これだけいいEPをリリースできたからこそ、ファンの皆さんも期待していただけていると思うので、その期待をちゃんと超えられるように、「これがiScreamだぞ」という存在証明をこのライブで見せたいですし、タイトルのように、これからもiScreamと一緒に駆け抜けていきたいと思ってもらえるようなライブにしたいと思います。
HINATA:私たちは今1年に1回のペースでライブツアーをさせていただいていますが、ワンマンライブが久しぶりなのと、2024年を締めくくるライブになりますので、皆さんと今年のiScreamを曲と一緒に振り返るのが楽しみです。グッズも手元に上がってきていますし、どうなるんだろうっていうワクワク感と、何ができるかなという試行錯誤で頭がいっぱいです。皆さんと一緒に感じるあの空気感はライブならではなので、楽しみです!
YUNA:今までのiScreamはキラキラした楽曲や、キャッチーでかわいらしい楽曲も多いので、『TWENTY』の5曲との対比でギャップを魅せたら面白いのかなと思っています。
ーー楽しみにしています! 最後に、今後はどんな曲に挑戦したいですか?
YUNA:私は全部英語の曲に挑戦したいです。海外の方が聴いてくれていたり、YouTubeでも海外からのコメントも多いので、海外向けに出すというよりは、自分たちの曲を英語詞として出すのも面白いんじゃないかなと思います。3人とも英会話をやっていますし、高校生くらいから英語にも触れているので、挑戦してみたいなと思っています。
HINATA:ライブ限定でもいいので挑戦してみたいのは、3人とも個性が違うので、自分のバックボーンや好きなことなどのマインドを歌ったラップや歌を歌いたいです。グループだと歌割りがすぐ変わったりすることも多いですけど、iScreamは3人なので長いフレーズを繋いで歌っていくのもかっこいいのかなと思っています。
RUI:頑張ります! やってみたいです!
HINATA:その子の時間になる空気があるのが、すごく面白いんじゃないかなと思います。
RUI:今回は意志強めの楽曲をたくさん出せたので、今後も引き続き出していきたいです! このEPには自分たちがやりたいことが詰まっているので、これをiScream色として確立すべく、このジャンルで、このカラーで、突き詰めてさらに進化した曲を作っていきたいです。
インタビュー・文 / 長谷川 チエ
iScreamのサイン入りチェキを2名様にプレゼントいたします。詳しくはCulture CruiseのSNSをご覧ください。
iScream 2nd EP 『TWENTY』
発売日:2024年10月23日 (水)
商品形態:通常盤(CD)XNLD-10228 / \2,200(税込)
レーベル:LDH Records
収録曲:
1. Sorry Not Sorry
2. Jellly Fish
3. Kira Kira
4. ハルジオン
5. Runnin’
『iScream LIVE TOUR 2024 “Runnin'”』
11月28日(木) 宮城・仙台MACANA
12月2日(月) 東京・duo music exchange
12月5日(木) 愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO
12月10日(火) 大阪・UMEDA CLUB QUATTRO
12月20日(金) 福岡・DRUM Be-1
◾️チケット料金: 全自由 ¥8,250 (チケット代 ¥ 7,500+税)
※整理番号付/ドリンク代別
◾️年齢制限: 6歳以上有料、5歳以下入場不可
▼詳細はiScreamオフィシャルサイトへ
https://www.iscream-official.com/
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