編集スタッフの葉山です!編集長・長谷川への逆インタビュー第3弾、今回はInstagramのストーリーで、読者様に質問を募集しました!すべてご紹介できませんが、時間の許す限り質問をぶつけたいと思います。
昔のサウンドを吸収した今の音楽が一番好き
葉山:チエちゃんポストを設置しましたので、読者の方の質問に答えてくださいね。
長谷川:赤ちゃんポストみたいに言わないで(笑)
この投稿をInstagramで見る
Q .『通常だと年間何回くらいライブに行きますか?』
長谷川:単独ライブが15本くらいで、フェスや音楽イベントが10本くらいですかね。ライブハウスからドームまで、規模はいろいろですが。
葉山:プライベートも仕事の案件も含めてですか?
長谷川:そうですね。2020年はオンラインライブをたくさん拝見しています。
Q .『オンラインライブに未来はあると思いますか?』
長谷川:はい。コロナが終息しても、この文化は発展すると思います。現状では、「リアルライブが一番」って結局オフラインを懐かしんで終わるのがパターン化しないようにしたいですよね。
Q .『楽器は弾けますか?習っていましたか?』
長谷川:弾けないけど弾きます(笑)。小学3年生の頃、音楽の先生に「あなたは音楽の才能があるからピアノをやった方が良い」って言われて、でも母子家庭だしもじもじしてたら、その先生が「私が教える!」って意気込んで休み時間に毎日音楽室で教えてくれるようになって。
葉山:へぇ!音楽の授業好きだったんですか?
長谷川:好きだったけど、教室移動するのがめんどくさかった。国語が一番好きだったかな。移動しなくていいし(笑)!
Q .『どの時代の音楽が一番好きですか?』
長谷川:サウンドは80年代だけど、その頃の音楽を吸収して今があると考えると、今の音楽が一番好きです。古いレコードとかも聴くけど、最新のコンテンツのワクワク感は今だけだから。
葉山:チエさんって「たられば」の話をしないのが素敵だなと思ってるんですけど、まさにそんな回答で嬉しいです!
長谷川:そうだっけ…母の影響かなぁ。最新の音楽が好きで懐メロ振り返るのとか興味ない人で、それが面白いなぁって昔から思ってたからかな。今と未来はみんなに共通してるし、エネルギーを感じるから好きです。
Q .『日本の音楽が世界に羽ばたくためにどうすべき?』
長谷川:日本国内の利権の問題をクリアできれば、確実に伸びると思います。アーティストの素養の面では十分実力あると思うので。
漫画がここまで世界に行き渡ったので、音楽の文化も理解してもらえるフェーズに来てると私は思ってるんですけどね。シティポップが受け入れられたのもその流れだと信じてるんだけど。
葉山:例えばどんな文化ですか?
長谷川:哀愁とか儚さって、はっきりしなくてグレーな心情じゃないですか?「エモい」って言葉だって微妙な気持ちが入り混じってる。日本ってどっちつかずで分かりにくいと言われるけど、創作の世界ではものすごく強みになると思っていて。
葉山:たしかに!そういうのがうまいアーティストとかいますか?
長谷川:最近だとSEKAI NO OWARIさんが「umbrella」とか、すごく良い曲出していらっしゃいます。哀しさの中に美しさを見出す世界観って邦楽ならではの美的感覚だと思うんですよ。今まで日本国内でしか共有できなかったこういう感情も、音楽だったら海を越えられる気がします。
長谷川:セカオワさんは海外に向けたEnd of the Worldとしてもしっかりブランディングされていて、だからこそSEKAI NO OWARI名義でこういう曲を作るのはすごく有効だと思いますね。
好きなライターはいますか?
Q .『三代目 J SOUL BROTHERS、今市隆二さんの長髪どうですか?』とのことですが。
長谷川:髪型をコロコロ変える男性は好きなので、良いと思いますよ。たぶん、今市さんならまた切りたくなってどっかでバッサリいくと思うので、その過程くらいに捉えてます。どんな髪型も似合いますよね。そろそろ黒髪のミディアムパーマとかどうですかね?誰に聞いてるのか分かりませんが。
Q .『最近、三浦翔平さんにハマっています。彼の魅力を教えてください』
長谷川:三浦さんですと、私は鼻が好きですね。
葉山:いやそういうことじゃないのでは。
長谷川:あのね、お芝居ってセリフを発する人に注目しがちですよね。でもその相手の「受け」も大切で、三浦さんはその受け止めるお芝居がとても上手だなと思います。
ヒロインといい感じになりかけるも振られる準主役をこなせるのは、受けのお芝居で相手を立てられるからだと思います。でもしっかり存在感を残すっていう、稀有な役者さんですよね。
葉山:すごい洞察力!どの作品が印象深いですか?
長谷川:『会社は学校じゃねぇんだよ』の孤高のアントレプレナーは素晴らしかったですよね。『サキ』の困惑顔も上手だったなと思う。
葉山:へぇー見てみよう!
長谷川:『サキ』は絶対『美しい隣人』とセットで見てね。
Q .『好きなライターさんはいますか?』
長谷川:宮藤官九郎さんの脚本が大好きです。シナリオブックも読みます。
葉山:どんなところが好きですか?
長谷川:シンプルなテーマをわざと遠回りして伝えるのが宮藤さんの作品で、そこに複雑な事情を絡ませる構成力がすごいなぁと思っています。ミュージシャンでもあるので、テンポ感が身についているのかなぁ?ラジオのしゃべりも拾う箇所がすごく面白くて。
ドラマや映画は、登場人物のセリフで業界用語とかを解説させる、いわゆる「説明ゼリフ」があるんですね。多すぎると不自然になっちゃうんだけど、宮藤さんはストーリーを遮らずに、キャラクターに上手にセリフを与えてますよね。なのに不自然にギャグ言わせるとか。自分の手でパズルぐちゃぐちゃにして、終わる頃にはピタッと収まってる感じかな。
葉山:分かりやすい!おすすめの作品は?
長谷川:『流星の絆』『ぼくの魔法使い』『11人もいる!』とか無限にあるけど、『木更津キャッツアイ』は永遠です。
その人の味方になるインタビュー
Q .『もしやり直せるなら、もう一度同じ職業を選びますか?別の人生を進みますか?』
長谷川:同じ仕事を選びます!前職は、都心のマンションやリゾートコンドミニアムなどのコンシェルジュの仕事をしてましたが、その流れも含めて。コンシェルジュの仕事はインタビューの時に役立つし。他の仕事はうまくできないので諦めます(笑)
Q .『FlowBackのインタビューで印象に残ったメンバーは?』
長谷川:しいて言うならTATSUKIさんですかね。ここぞという時にお話をまとめてくださって、内容もカットする部分がなくてさすがだなと思いました。
それに、終了する時に「またお願いします」って言ってくださったんですよ。もちろんご本人は特に意識せず、リーダーとして会話の流れでおっしゃっただけだと思うんですけど、少なくとも嫌だったら言わないかなと思って安堵したというか。ポンコツライターなので、些細な言葉を支えに生きてるんです、引かないで。
葉山:引かない引かない(笑)。細かいところまでよく聞いてるなと感心しました。
長谷川:でも5人とも、自分の発言に対する責任をしっかり持っていらっしゃるなと思いましたね。
【FlowBackインタビュー】音楽ジャンルの壁を越え、ストーリーを紡ぐ『Connect』
Q . 『インタビューで心がけていることは?』
長谷川:映像以外のインタビューは、話す姿を見るのってその場にいる関係者だけなんですよね。だから受ける人は、仕事なんだけどリラックスする瞬間が多いんです。その空気感が大切で。
曲作りでも、オフモードから突然アイデアが生まれると思うので、素の部分を知ることで作品への理解も深まると思うんですね。だからその雰囲気を読者に伝える橋渡しになる気持ちで臨みます。「インタビュー後記」で伝えられるように頑張っているので、知らない方の記事でも、読んでみて反応していただけると嬉しいです。
葉山:インタビューした後、あまりその人のこととか、私にも必要以上に話さないじゃないですか?それはあえてですか?
長谷川:そうだね。コンシェルジュの仕事が役立ってるのはそういう部分でもあって、「この人はガチだけど口は軽くない、味方でいてくれるな」って信頼してもらうこと。ちょっと引かれるくらい徹底してやっと届くものだと思ってるんで。
葉山:私の前でさえ、記事にする人に対して誠実っていうか、正直そこまでする必要性が分からなかったですけど、なんかごめんなさいって思いました。
長谷川:いやいや全然。つべこべ言わず良記事を書けることが一番良いに決まってるんです。でも私はその能力を磨くにはかなり努力が必要なので、「誠実でいる」とか、せめて心掛けで穴埋めできるところはやろうっていう気持ちだけです。
Q .『フリーランスのライターになりたいです。何からすれば良いですか?』
長谷川:聞く前にもう体が動いてるくらいでないと、ライターもフリーランスも務まらないと思いますが、本気なら、まずはとにかく発信することではないでしょうか。
世の中サイレントマジョリティが基本なので、リアクションは薄くて当然だと心得ること。反応こそなくても、何か感じてくれる人は必ずいます。くじけずにいろいろ試して、自分に合ったツールとテーマを見つけていければ。そして私を弟子にしてください!
師匠、参考になったでしょうか?頑張ってくださいね!質問を送ってくださった皆さまも本当にありがとうございました!
「編集長に逆インタビュー企画」、次回もできるかはチエさんの審査を通過しなければならないので、ぜひこの記事をSNSでシェアしてください!引き続き応援よろしくお願いします!
(編集部・葉山)
【Culture CruiseのSNS】
↓前回のインタビュー