【白濱亜嵐】DJ ALAN SHIRAHAMA『ULTRA BEACH BALI』出演レポート

白濱亜嵐さんの『ULTRA Beach Bali 2024』オフィシャルレポートとコメントが到着! Culture Cruiseでも掲載します。

『ULTRA Beach Bali 2024』

EXILE/GENERATIONS/PKCZ®︎の白濱亜嵐が6月7日、ソロ名義 ALAN SHIRAHAMAとして、インドネ
シア・バリにて行われた『ULTRA Beach Bali 2024』に初出演を果たした。

今年で6回目となる同イベントは、ダンスミュージックを中心とした音楽フェス。バリ島の美しい海辺にあるCafé del Mar Baliを会場に開催され、今回も世界各国から豪華アーティストが多数出演した。

同イベントの出演を目前に控え、白濱はコメントを寄せた。「DJを始めて8年、初めてのULTRAのステージです。グループ活動の傍ら、少しずつ積み上げてきたことが形となってとても嬉しく思っています」と喜びの気持ちを語る。

ソロのDJとして大舞台に立つ心境については、「不安や怖さもある」としながらも、「今までグループのステージで見た景色や歓声の記憶が僕の心を奮い立たせてくれます」「沢山の人に踊ってもらって、少しでもALAN SHIRAHAMAという名前を覚えてもらえるように、そして日本でもダンスミュージックの輪が広がるきっかけを作れるように頑張ります!」とULTRAにかける熱い想いを語り、ステージへと上がった。

海をバックに背負った、壮大なステージが設けられた『ULTRA Beach Bali 2024』。当日はあまり天気が良いと言える状態ではなかったが、曇天の中、各地から集まったDJが思い思いにダンスミュージックを操っていく。

すでにテンションが高まっている観客を前に、黒いタンクトップ姿の白濱が登場。DJブースに立つと、細かな調整を行った後、和テイストな楽曲を流し始めた。

背後の丸いスクリーンに「alan shirahama」のロゴが映し出されると、白濱は手を上げて観客を煽りながら、重いビートが印象的な楽曲を流し、「How are you guys,ULTRA! I’m Alan Shirahama, came from Tokyo!」と挨拶。アップテンポなビートで会場をさらに盛り上げていく。

手を上げ、体を前後に揺らす観客たちは、白濱がつくり出した空間を早速楽しんでいる様子。ステージに上がる直前のコメントでは、DJとして繰り出すダンスミュージックの魅力について「曲を知らなくても、歌詞が分からなくても、胸に届く衝撃が心を昂らせてくれる素晴らしい音楽」と語っていた。

観客の盛り上がり具合を見ていると、その言葉の意味がダイレクトに伝わってくる。

ステージがスタートして約20分が経過した頃、白濱は自身の姿を撮影するカメラに向かってリズムに乗る姿を見せたり、体を上下に揺らしたりと、彼自身も大舞台を非常に楽しんでいる様子。

テンションが最高潮に達した白濱は、DJコントローラーが置かれた台に飛び乗り、マイクを片手に手を上げて観客をさらに煽っていく。

重いビートが体の中心を痺れさせ、高揚感を煽るような楽曲が続いた後、突如エレキギターの音が鳴り響き、Nirvana「Smells Like Teen Spirit」へ。

誰もが一度は聴いたことのあるこの楽曲で空気を一変させると、今度は刻むビートと高音域の電子音が印象的な楽曲へ。そして観客に手を上げるよう促す。多くの観客がその声に従って手を上げ、体を上下左右に揺らしながらリズムとビートに身を任せていった。

終盤になるとメロディアスな楽曲が増え、観客はその変化を楽しみながら、白濱のDJパートを最後まで存分に楽しもうと笑顔を見せる。

ステージはいよいよラストスパートへ。吹き出したスモークの中で白濱は再び台の上に乗り、マイクを片手に声を上げて観客を煽っていく。華やかなメロディと映像、ライトの中で、ビートにノリながらDJコントローラーを操作する白濱からは、持ち時間の最後まで観客を楽しませようとする気概を感じる。

ずしっと体を捉えて離さないビートが印象的な楽曲を続けざまに繰り出すと、最後は畳みかけるような激しいビートで観客を盛り上げ、サイレンのような電子音を響かせてステージを終えた。白濱は「Thank you, bodys! I wanna see you again.」と観客に再会を約束し、舞台を後にした。

イベント終了後のコメント

イベント終了後、初の『ULTRA Beach Bali 2024』でのステージを踏んだ白濱を直撃。大舞台から見えた景色や今後への想い、ファンへのメッセージについて語ってもらった。

「ようやくスタート地点に立てたという思いもありながら、世界へチャレンジするにあたって自分自身の磨かねばいけない所は沢山あるなと感じました。
プレイが始まったときはお客さんもまだ入りかけている途中だったり、自分が無名なので自分のDJに興味を持ってなさそうな人もいたので、音に乗ってない人を絶対に踊らせて、歩いている人の足を絶対に止めてやるという強い思いで臨んでました。
グループで駆け出しの頃路上ライブをしている時と同じような気持ちだったように感じます。そしてちょうど夕方から暗くなる時間帯の出番だったのでお客さんの雰囲気を見ながら自分らしさも残しつつ選曲していたのですが、しっかり後半に行くに連れて会場のボルテージを上げていけた感覚はあったので初めてにしては特に大きなミスもなく終わることができました。
ダンスミュージックはポップスやヒップホップに比べると日本での市場はまだ小さいと思うので、少しでも興味を持つ人が増えるように頑張りたいと思います!」

ALAN SHIRAHAMA
5th Digital Single「DIRTYTECH」

2024.5.31(金)Release
【Streaming & Download】https://lnk.to/alan-dirtytech


▼PKCZ®︎インタビュー

ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。別業種からフリーライターとして独立後、Culture Cruiseメディアを立ち上げ、『Culture Cruise』を運営開始。現在は東京と神奈川を拠点としている。 カルチャーについて取材・執筆するほか、楽曲のライナーノーツ制作、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。趣味はレコード鑑賞。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!