【Oasis再結成】数々の名曲と巡る『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』開催

1994年のデビュー・アルバムの発表以降、時代を超えて多くの人々の記憶と記録に残る名曲の数々を発表、今年8月には再結成を発表したオアシス。

30周年を記念し、再び時を刻みはじめた彼らの魅力を再発見できる展覧会『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』が、11月1日より東京・六本木ミュージアムにて開催。それに先がけて、プレス/関係者向けの内覧会が開催された。

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント プレスリリース

『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』

再結成により注目を集めている影響もあり、内覧会にもさまざまな世代のゲストが訪れていた。会場で専用のアプリをモバイルにダウンロードして、自身のイヤホンを装着し、本展のキー・ビジュアルを撮影しているフォトグラファーのJill Furmanovsky(ジル・ファーマノフスキー)氏撮影によるポートレートのゲートをくぐると、瞬く間にオアシス空間へトリップ。

オアシスの活動年表や、デビュー時から30周年を記念してグラフィック・デザイナー/アーティストである河村康輔(かわむら・こうすけ)氏が手がけた最新までのロゴのヒストリー展示などを通じて、彼らの歩んできた30年を振り返った。

その後、これまで発表したオリジナル・アルバムごとに、ヒストリー・ウォールが登場。そこには、収録曲の直筆歌詞(ノエルとリアムによるもの。その筆跡の違いも見どころ)や、来日公演のスケジュール表など、作品やライブからは知ることのできなかったアルバムの表情、魅力を感じ取ることができる。

また、ヒストリー・ウォール以外にも、彼らが演奏したギター(ケースを含め)などの楽器や獲得したトロフィー、さらにライブ告知をはじめとするポスターなど、英国にある彼らの所属事務所が特別提供してくれたアイテムがトータル200点以上も公開。

ノエルとリアム、ギャラガー兄弟を中心にしたバンドの呼吸がダイレクトに伝わってくる、圧巻の構成になっている。

本展にあわせ、作詞家・音楽プロデューサーであるいしわたり淳治氏が、彼らの楽曲の一部を再対訳。すでに動画サイトで公開されている「Whatever」などをはじめ、アートワークとともにそれらを本展にて紹介している。時間が経過したからこそ伝わる感動、またギャラガー兄弟の人間臭さが伝わってくると同時に、現在を生きる人々にとっても何かしらのヒントになるような心にしみわたる言葉の数々がアートワークとともに紹介されている。

さらに、過去のフジロックや96年のネブワース公演など、伝説のパフォーマンス映像を公開するブースや、今年のフジロックでもノエルが<ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ>名義でラストに披露した2ndアルバム『モーニング・グローリー(原題: (What’s the Story) Morning Glory?)』の収録曲「Don’t Look Back In Anger」にまつわるコーナーも設置。最後まで興奮と感動が押し寄せる構成に。

イントロダクション

『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』第一章

『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』第二章

『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』第二章楽器展示

『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』第三章

『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』シアター

展示作品を堪能し終えると、会場限定のグッズが並ぶコーナーがあり、そこには河村氏による本展のキー・ビジュアルや新ロゴがプリントされたTシャツ、サッカー好きな彼らならではのパーカーなどのアウター、ショルダーやトートバッグ、マグカップやビール・グラスから、バッジやステッカー、読みごたえ・見ごたえのあるパンフレットまで、日常づかいできるアイテムがずらりとラインナップ。

これらグッズを一定金額購入すると、25年にロンドンとマンチェスターにて開催される今や超プレミアムとなっている再結成ライブのチケットが入手できるチャンスもあるので、多くを入手したい。

▼詳細はこちら
https://www.sonymusic.co.jp/event/104146 

ミュージアムショップ

充実の会場限定グッズを購入した後には、10年前に開催された『CHASING THE SUN: OASIS 1993 – 1997 #あなたにとってのオアシスとは』展でも話題を呼んだデビュー・アルバム『オアシス (原題: Definitely Maybe) 』のアートワークだけでなく、「リヴ・フォーエヴァー」でリアムが腰掛けていた<椅子>を再現したフォト・ブースも登場。

時間を忘れて、楽曲だけでなくそこから伝わる彼らの真摯な人間性も伝わってくる。

デビュー当時からともに人生を歩んできた人はもちろん、活動休止後に彼らの魅力を知った世代にも、同様にオアシスの魅力、彼らが伝えているメッセージを感じ取ることができ、そしてより身近に感じる展覧会となっている。

展示会情報

『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』

開催期間:11/1(金)~11/23(土)
会場:六本木ミュージアム (東京都港区六本木5-6-20)
営業時間:10:00~18:00
※11/1(金)〜3 (日) のみ10:00~20:00

(最終入場は閉館時間の30分前まで)

▼公式サイト
https://oasis-liveforever.jp/

▼楽曲アプリについてはこちら
https://oasis-liveforever.jp/news/110/


【最新リリース情報】

コンプリート7インチ・シングル・コレクションBOX Vol.1 & Vol.2

(各10月30日/11月13日発売)

詳細:https://www.110107.com/oasis/

【劇場公開作品情報】

『オアシス:ライヴ・アット・ネブワース 1996.8.10』

英題:『oasis LIVE AT KNEBWORTH:August 10th, 1996』

2024年10月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか、全国ロードショー

▼作品HP
https://www.culture-ville.jp/oasisknebworth1996810

鑑賞料金:一般2,300円/学生1,800円(税込)
配給:カルチャヴィル
協力:ソニー・ミュージックレーベルズ

ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。別業種からフリーライターとして独立後、Culture Cruiseメディアを立ち上げ、『Culture Cruise』を運営開始。現在は東京と神奈川を拠点としている。 カルチャーについて取材・執筆するほか、楽曲のライナーノーツ制作、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。趣味はレコード鑑賞。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!