PSYCHIC FEVERインタビュー後編「USツアーで新境地へ」2024年を振り返る

PSYCHIC FEVER

PSYCHIC FEVERへのインタビュー。後編では、前編に引き続き2024年を振り返っていただきました。

前編はこちら

この1年がなければ今のPSYCHIC FEVERはなかった

ーー続いて、龍臣さんは2024年を振り返ってみていかがですか?

半田龍臣(以下、半田):僕は今年、冠番組をやらせていただいたことが思い出に残っています。もっと前だったように感じるんですけど。まさかPSYCHICだけでTVの中に映っているなんて、不思議な感覚でした。昔からテレビっ子だったので感慨深かったですし、ロケもさせていただく中で、メンバーの新たな一面が見られたりして新鮮でした。なかなか全員でオフに出かけることもないので、そういう機会もいただけて嬉しかったです。

ーー視聴者としても、タイでのロケが新鮮で楽しめました。

半田:ありがとうございます。買い物したり遊園地に行ったり、楽しかったですね。

WEESA:振り返るといろんな思い出がありますね。この1年がなければ今のPSYCHIC FEVERはなかったと思います。海外にたくさん行かせていただけたことも印象に残っていますし、数えたらキリがないくらいいろんな所に行かせていただきました。フェスにもたくさん出させていただいて、学ぶこともすごく多かったです。

ーーWEESAさんとJIMMYさんは「Perfect feat. JIMMY & WEESA」のリリースもされましたね。

WEESA:そうですね、初めて自分が携わった曲を2人でリリースできたことがすごく嬉しいですし、これからも制作は続けていきたいと思います。

一同:(拍手)

JIMMY:かなブラ2人(渡邉さん、半田さん)が参加している「Go-Getters(feat. REN & RYUSHIN)」もね。

半田:えっ、優しい。

渡邉廉(以下、渡邉):ありがとう!

JIMMY:廉くんはメキメキとボーカル力を上げていますし、龍臣は英語のラップでどんどんキャラを確立しています。

半田:ありがとうございます。

JIMMY:2年前の『P.C.F』ツアーはPSYCHICで魅せるというところに注力していたんですけど、今年の『HEAT』ツアーは、一人一人の個性がチームの強みになるという作り方でした。「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」の時も、一人の気になるメンバーからハマってくれて「こんな人もいるんだ、面白い」という感じで広まっていったんです。それも加味してメンバーの一番いいところ、椋雅くんのDJ、志だったらバラードで志の歌声がしっかり発揮できるところだったり、みんなのダンスパートを作ったり。それぞれの100%の部分をステージで見せられるように作ったので、自分もメンバーを見ていて楽しかったですし、自分ももっと頑張ろうと思えました。上手くいった年でもあったし、もっと頑張りたいと思えるような…いい年でした(笑)!

渡邉:『HEAT』ツアーでビートボックスコーナーがあったんですけど、そこで初めて皆さんの前でループステーションを使ってパフォーマンスしたことが鮮明に記憶に残っています。僕は心配性で緊張するので、成功するかなとか、お客さんがどういう反応するのかなと心配だったんですけど、始まったらお客さんも一緒になって盛り上げてくださって。普段とは違った感覚で盛り上がることができたので、1レベルアップした気持ちでした。

ーー東京公演を拝見したのですが、とてもかっこよかったです!

小波津志(以下、小波津):欠かせないですよね。

渡邉:恐縮です(笑)。ありがとうございます!

中西椋雅(以下、中西):いろんな国のファンの皆さんに、直接会うことが一番できた年だったかなと思います。デビューしてすぐにタイで活動して、“世界中で活躍できるアーティスト”というのが一つの夢でもあり目標でもあり、でもどこか漠然としていたんですけど、この1年でそれがはっきりして実現できました。まだまだこれからなんですけど。僕たちなりのスタイルや、言ったことが言霊になって有言実行できていることを感じました。それが強みにもなるし自信にもなるし、でもそこで満足するわけでもなく。もちろん僕たちだけの力ではなくて、日頃から応援してくださる皆さんや周りのスタッフさんもそうですし、僕たちだけじゃ達成できないことがほとんどなので、改めて感謝の気持ちを伝えたくなる1年でした。

小波津:全員が想像できなかったようなことが何度も起きた年でした。去年も想像できなかったという表現はしていたんですけど、ここまで想像以上の経験ができたのは本当に嬉しいです。「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」からスタートして、TV出演などいろんなことが進んでいった年で、『LDH LIVE-EXPO 2024』ではスタジアムに立たせていただいたり、そういったチャンスの繰り返しがあります。それを最大限引き出せるように僕たちも改めて頑張っていきますし、椋雅くんが言ってくれたように、感謝の思いを伝えていきたいと思えた1年でした。

USツアーについて

ーー来年は2月にUSツアーが控えていますが、準備は進んでいますか?

中西:衣装やコンセプトの準備は進んでいて、新曲も実はあったりします。『HEAT』ツアーが終わったばかりですけど、そこからつながるようなツアーにしたいですね。今回は『PSYCHIC FEVER FIRST US TOUR 2025』ということでUSでライブをするのは初めてなので、PSYCHIC FEVERを知っている方にも知らない方にも自己紹介となるような、僕たちのスタイルや2年間の活動を詰め込んでパフォーマンスしたいという思いがあります。今までとは違うツアーになるように、内容をガラリと変えようかなという方向で動いているところです。

渡邉:なにか新しいエンターテインメントを届けられたらなと思っています。

ーーアメリカには今年の夏頃にも行かれていましたよね?

JIMMY:そうですね。メディアツアーだったので、ラジオ局の中などにいてファンの方と触れ合う機会というのは少なかったので、来年はたくさん触れ合いたいです。でもメディアツアーの最後の媒体が、バスで生歌を披露するという企画だったので、道の端にバスを停めて、ガラス張りで中も見える状態で「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」と「Love Fire」とか、何曲か歌ってくれたことが印象に残っています。思っていた以上にファンの方が集まってくださっていて「Love Fire」の“溢れた感情に名前は無いの?”とか、日本語の部分をめちゃめちゃ歌ってくださって。

中西:大合唱でしたね。

JIMMY:すごい! と思って。音楽の力というか、自分たちがまだ行ったことのない国でこんなに広がっていることを嬉しく思いました。USツアーの発表は、まだイベントもやったことないのにツアーやるんだ? っていう感じですよね(笑)。

中西:たしかにね! 不思議な感じだね。

JIMMY:1日目が終わってもゴールだと思わずに、次の会場ではもっといいものにできるようにしっかり反省会をやって、ブラッシュアップして。アメリカの地域の方々にも楽しんでいただけるセットリストを作っていきたいと思います。

ーー『GLOBAL JAPAN CHALLENGE』から観させていただいていて、NYなども感慨深いのではないかと思いました。

WEESA:そうなんですね!

渡邉:懐かしい。

半田:憧れの地ですね。

JIMMY:ダンサーとしてもね。NYは全員初かな?

中西:剣くんがあるんじゃない?

:うん。でもやっぱり憧れです(笑)。NBAで好きな選手がいて、ブルックリンのバークレイズ・センターという所で試合があるということで、20歳の時に行きました。1月だったので−9℃だったんですけど、そのために行ったんです。

ーー何という選手ですか?

:レブロン・ジェームズです。

小波津:LBJ!

:憧れすぎて、神様でした。身長も高いしガタイも大きいから、大きいのかなと思うじゃないですか? でも、身長は高いんですけど意外と細かったんです。大きいと思っていた固定観念が崩れて。やっぱり生で見ないと分からないですよね。トレーニングの仕方もあるでしょうし、何で細いのにあのフィジカルがあるのか、また検索して調べて。トレーニングしているところも見たんですけど、すごいなと思いました。

JIMMY:剣くんのファンの皆さんも、剣ほそっ! って思うかもね。

:意外と逆に感じることってあるよね。何事も自分で行ってみないと分からないなと思いました。ダンス界もファッションも、エンターテインメントが強い国なので、PSYCHICが新たな刺激を受けて、また新境地に行けるのかなと楽しみです。もちろんこんな形になるなんて分からなかったですけど、「いつか自分のグループで行きたい、夢を叶えたい」ってずっと目指していたので、PSYCHIC FEVERとして行けるのがすごく嬉しいですね。

一同:(拍手)

:みんなありがとう(笑)。ほんま嬉しいわ。みんなもおめでとう、志誕生日おめでとう!

小波津:ありがとう(笑)!

中西:まだ行けていない国、長らく行けていないところもあるので、来年はツアーやイベントで皆さんに会いに行って、感謝を伝えたいと思います。

撮影:小山恭史、インタビュー・文:長谷川チエ

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ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。別業種からフリーライターとして独立後、Culture Cruiseメディアを立ち上げ、『Culture Cruise』を運営開始。現在は東京と神奈川を拠点としている。 カルチャーについて取材・執筆するほか、楽曲のライナーノーツ制作、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。趣味はレコード鑑賞。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!