TRENDZインタビュー「真心のすべてを注ぎ込んで作った」日本デビューアルバム『REBIRTH』

2024年7月31日に日本デビューを果たした韓国の7人組グループ、TRENDZ(トレンドジー)にインタビューしました。ミニアルバム『REBIRTH』を軸に、グループの魅力に迫ります。

ミニアルバム『REBIRTH』

ーーこの度は日本デビューおめでとうございます! ミニアルバムはどんな作品になりましたか?

ユヌ:ありがとうございます! 日本でデビューして初めてのアルバムなので、いろんなバリエーションで揃えました。タイトル曲の「REBIRTH」、メンバーのリオンが振り付けを担当した「Season of You」、Japanese Versionの「MY WAY」、「Never Ending」はファンソングでFRIENDZに向けた曲、「BURN UP」はパフォーマンスがパワフルな曲です。

ーーいろんな曲が揃っているので、TRENDZさんのいろんな表情がこの1枚に詰まっていると感じました。ご自身では、TRENDZさんの魅力ってどんなところだと思われますか?

ハングク:僕たちの魅力は、ライブパフォーマンスだと思います。今までいろんなステージに立って、ヨーロッパツアーにも参加して、本当に大きく成長することができました。僕たちのライブステージを観ていただければ、僕たちの魅力にハマると思います。

ラエル:このアルバムにはいろんな曲が収録されているので、そこから僕たちの魅力を感じることができると思います。僕たちはパフォーマンスが強いグループで、今作にはパワフルな曲が2曲入っていますが、いろんな曲をこなす力をお見せできたんじゃないかなと思っています。

ハビ:(日本語)僕たちの今回のアルバムは『REBIRTH』で、生まれ変わるという意味です。日本でのデビューなので、情熱的なパフォーマンスをお見せしたいという僕たちの希望があって、今回の「REBIRTH」「BURN UP」というこの2曲を、すごく頑張って練習しました。

一同:おー!(拍手)

ラエル:(日本語が)上手ですね! すごいです。

ハビ:言葉が全然出てこなくて。

ーーとても上手です! リード曲とアルバムタイトルを『REBIRTH』にした理由、タイトルの由来を教えてください。

ウニル:韓国でデビューしてからは3年目を迎えているんですけど、日本でのデビューで、新しくスタートを切るという感じを出したかったんです。そこで、生まれ変わる、生き返るという意味を込めました。MVでも、生まれ変わるという意味を持っている“蝶”を多く使っています。

ーーとてもコンセプチュアルなMVですよね。

ウニル:そうなんです。僕のパートでは、実際の蝶の模型などは使われなかったんですけど、僕が銃で蝶を狙って撃つと、蝶がふわっと飛んでいくシーンがあります。でもそれはCGで蝶を入れることになっていて、僕はただアクションをするような感じだったので、不思議な感じがしました。撮影も面白かったです。

ハングク:MVを観てみると、それぞれ蝶の出し方、現れ方がみんな違うんです。注意深く観てみるとメンバーによって蝶が出てきたりするシーンが、表現の仕方が違うので、それを観るのも楽しみ方の一つだと思います。

ーーパフォーマンスについては「0.1秒の誤差も許さないダンスに注目してほしい」ということですが、練習量も多かったのではないでしょうか?

ラエル:(日本語)本当にたくさん練習しました。ダンスの先生であるKAITA先生も、一生懸命ティーチングしてくれました。(韓国語)かっこいい振り付けを作ってくれたので、僕たちも表現するために努力したのですが、KAITA先生も情熱あふれる方で、レッスンも気合を入れて教えてくださいました。本当に1ミリも誤差のないように、ぴったり合うようにディレクションがあったので、僕たちもそれに合わせてレッスンしました。

ーー時間としてはどれくらいで仕上げましたか?

イェチャン:振り付けを覚えるのは2日でした。KAITA先生が韓国に来て教えてくださったのが2日間です。1日目は振り付けを全部覚えて、2日目はディティールを、繰り返し何度も練習しました。MVの撮影もあったので、その後さらに練習しました。

ハビ:(日本語)最初の日に6時間で全部を覚えました。厳しかったけど、すごく楽しい時間でした。KAITA先生の教え方、すごく楽しいです。

ハングク:(日本語)僕たちの足が「BURN UP」(笑)。

ハビ:(日本語)燃えそうでした(笑)。でもそのおかげで、すごくいいMVになったと思います!

ーー普段はどれくらいで仕上がるものですか?

リオン:他の曲もだいたい2, 3日で仕上がります。僕たちは振り付けを覚えるのが早い方で、あまり時間はかからないんです。やろうと思えば1日でもできますし、実際に1日で仕上げたこともあります。

ーー「MY WAY(Japanese Version)」も収録されるとのことですが、原曲はグループにとってどんな思い入れがあるのでしょうか?

ラエル:僕たちの歩みがすべて僕たちの道になるという曲なのですが、高みを目指して、上に上がっていきたいという気持ちが込められています。僕たちの切実な気持ちや情熱が盛り込まれた曲なので、Japanese Versionでもそれを表現したいと思いました。今年のKCONでも一度日本語バージョンを披露したことがあるんです。その時のファンの方の反応がとてもよくて。リリースを楽しみにしています。

ハングク:「MY WAY」のメッセージは大変なこと、辛いこと、苦しみ、逆境があっても、それに振り回されずに自分だけの道を進んでほしいという意味が込められています。この曲を聴いて、エネルギーを得てほしいです。

日本での活動について

ーー全曲を通して、日本語での歌唱は難しかったと思いますが、いかがでしたか?

ユヌ:(日本語)本当に難しかったです。(韓国語)日本語の「ツ」という発音が韓国語にはないので、その発音が本当に難しくて、レコーディングでも苦労した思い出があります。

イェチャン:僕も発音が本当に難しかったです。レコーディングの時に、プロデューサーの方に何度も「これで合っていますか?」と質問して確認しました。ユヌさんが言ったように「ツ」もそうですし、「ゾ」の発音も難しかったです。特にラップの時に多く出てくるので、ラップの発音が難しかったです。

一同:ゾッ! ゾッ(笑)!

ーー皆さん発音できてますよね!

ハビ:(日本語)いっぱい練習しました。

ーー日本語の歌詞はどうやって覚えましたか?

リオン:何度も練習してレコーディングしたので、自然と口から出てくるようになりましたね。韓国語の「MY WAY」を練習している時も、思わず日本語の方が出てきてしまうくらい、しっかり自分たちのものになっていました。

ーー日本でのデビューに向けて、現在はどんなことに取り組んでいらっしゃいますか?

イェチャン:何よりも日本語の勉強を頑張っています。日本語のレッスンを受けているんですけど、短時間でたくさん学びたいので、本当に集中して、先生とも日本語で会話をしたり。メンバー同士でやりとりをする時も日本語で話したりしています。

リオン:韓国のカムバック(リリース)の練習と同時に、日本のデビューショーケースの練習も並行して行なっているので、時間を余すことなく、すべての時間を練習に注ぎ込んで準備しているところです。

ーーその8月のデビューショーケースはどんな内容になりそうですか?

ウニル:この曲はやるんだろうなという曲もやりますし、やらないんだろうなという曲もやる予定です(笑)。スペシャルな時間になると思うんですけど、FRIENDZだけでなく「どんなグループなのかな?」と好奇心で観に来てくださる日本の方、K-POPファンの皆さんが観た時に、Wowと驚くような内容になっています(笑)。

ーー楽しい時間になりそうですね! 皆さんが日本デビューで楽しみにしていることは何ですか?

ハングク:今まで韓国で行ってきた活動とは明らかに違うものになると思っているので、日本でどういう活動ができるかが楽しみですね。日本のFRIENDZとどんなコミュニケーションが取れるか、どんな日々が待っているのか、楽しみです。

ハビ:(日本語)日本の「PLAYLIST」という音楽番組で撮影をして、韓国とは違いがあったので、新しい経験ですごく緊張しましたけれども、楽しい時間でした。僕は新しいことに挑戦するとか、新しいものに興味がすごくある方で、新しい経験をするのがすごく楽しみです。もっと頑張りたいです。

ーー韓国の音楽番組との違いはどんなところにありますか?

ハビ:(日本語)雰囲気とか、カメラとの距離が近いとか、たくさんのものが違いました。すごくすごく緊張しましたけれども、リオンさんが作った振り付けだったので、かっこよくできたと思います。

ーー3月にはヨーロッパツアーもありましたね。

ウニル:僕はヨーロッパに初めて行きました。フランスに行った時に、映画でしか観たことがないエッフェル塔を見た時に「ヨーロッパに来たんだな」という実感が湧いてきました。もちろんすべての公演が大切なのですが、このツアーではフランスの公演を真っ先に思い出すくらい、記憶に残っています。

ラエル:このツアーのすべてのステージが思い出として全員の記憶に残っているんですけど、韓国で活動してきて、ヨーロッパのFRIENDZとは、皆さんが書き込んでくれたコメントでしか接することがなかったので、ツアーで直接お会いして歓声を聞いた時に、すごくいい刺激になったんです。これからもヨーロッパツアーでもらった皆さんの応援を思い出しながら、一生懸命頑張っていこうと思いました。

ハングク:初のヨーロッパツアーだったので、思い出をFRIENDZに伝えたい、共有したいと思って動画を撮りました。先日「FOREVER MORE」という曲と一緒に映像を作って公開したんです。ファンに向けた贈り物として届けることができて誇らしく思いますし、意義深いヨーロッパツアーにすることができました。

ーー最後に日本のFRIENDZにメッセージをお願いします!

ユヌ:初めて日本でデビューするので、僕たちの真心のすべてを注ぎ込んで作ったアルバムになっています。FRIENDZにとっていい曲に仕上がったという確信を持っているので、皆さんデビューショーケースに必ず足を運んで、僕たちと一緒に楽しんでほしいです。日本でデビューすることで、これからもたくさん活動できるようにしていきたいと思っています。

イェチャン:日本でミニアルバムを発売してデビューすることになりました。僕たちが持てるすべてを出し切って注ぎ込んだ素敵なアルバムになっているので、皆さんにも好きになっていただければいいなと思っています。これからたくさんの機会を見つけて、皆さんにお会いしたいと思いますし、僕たちの成長した姿を見てほしいなと思います。ありがとうございました!

撮影:小山恭史、インタビュー・文:長谷川チエ


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TRENDZ デビューMINI ALBUM『REBIRTH』

  1. REBIRTH
  2. BURN UP
  3. Season of You
  4. MY WAY(Japanese Version)
  5. Never Ending

全10形態

1. Mini Album+Photobook ¥5,500(税込)
2. Mini Album+Bluray ¥4,400(税込)
3. CDのみ ¥2,420(税込)
4〜10. CDのみ メンバー個人盤 ¥2,200(税込) mumo限定

TRENDZ JAPAN DEBUT SHOWCASE -REBIRTH-

日時:2024年8月10日(土)
開場14:15/開演15:00、開場18:15/開演19:00

会場: [神奈川] KT Zepp Yokohama
チケット:全席指定 8,800円(税込)

TRENDZ 公式サイト

ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。別業種からフリーライターとして独立後、Culture Cruiseメディアを立ち上げ、『Culture Cruise』を運営開始。現在は東京と神奈川を拠点としている。 カルチャーについて取材・執筆するほか、楽曲のライナーノーツ制作、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。趣味はレコード鑑賞。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!