コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』がハリウッド短編映画祭で最優秀アニメーション短編映画賞を受賞、専用劇場にて毎日上映中

株式会社CHIMNEY TOWNが製作し、キングコングの西野亮廣が製作総指揮を務めたコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、ハリウッド短編映画祭(HOLLYWOOD SHORTSFEST2025)にて最優秀アニメーション短編映画賞(Best Animated Short)を受賞した。

ハリウッド短編映画祭
(HOLLYWOOD SHORTSFEST 2025)

■日程:2025年4月4日(金)〜6日(日)

▼詳細はこちら
https://hollywoodshortsfest.com/

西野亮廣コメント

このたび、僕たちのストップモーション短編映画『ボトルジョージ』が、HOLLYWOOD SHORTS FESTにてBest Animated Shortを受賞したことを、大変光栄に思います。

まずは、本作の制作に携わってくださったスタッフの皆様、応援してくださった観客の皆様、そしてこの作品を評価してくださった映画祭関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

『ボトルジョージ』は、ストップモーションという極めて時間と手間のかかる技法を用いて、命を削るようにして生まれた作品です。

その表現が、国境を越えて届いたことを、いま、とても嬉しく思っています。

しかしながら、どれほど高い評価をいただいても、ショートフィルムというフォーマット自体が抱える構造的な課題——すなわち、商業的な自立の難しさ——から目を逸らすことはできません。

僕たちは現在、『ボトルジョージ』を専用劇場「東京ボトルジョージシアター」にて毎日上演し、「コミュニケーションツールとしてのショートフィルム」の可能性を模索しながら、地道にお客様と向き合い続けています。

ただ、このような取り組みはあくまで「届け方の一例」に過ぎず、ショートフィルムが文化として根付くためには、作品ごとに最適な“運用設計”を試行し続ける必要があると考えています。

今回の受賞を、単なる「栄誉」にとどめず、ショートフィルムという表現ジャンルの未来を切り拓くキッカケにすること。

そして、次世代のクリエイターたちがより自由に挑戦できる土壌をつくること。

それこそが、この賞を受け取った者の責務だと感じています。

今後も、“作品をつくる”ことに加え、“どう届けるか”にまで徹底的に向き合いながら、表現の可能性を広げていきたいと思います。

西野亮廣(キングコング)

専用劇場『東京ボトルジョージシアター』にて毎日上映中

現在、専用劇場『東京ボトルジョージシアター』にて、短編映画『ボトルジョージ』を毎日15名限定で上映中。

【場所】

東京ボトルジョージシアター(東京・五反田)

※場所は非公開のため、購入者にメールにて詳細をお知らせいたします。

【開始時間】

開場:18時20分
上映開始:18時40分〜(本編13分)

【定員】

15名

【チケット価格】

1,000円(税込)

▼詳細・チケット購入はこちらから
https://chimneytown.net/collections/bottle-george-theater

コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』

本作品の監督は、アニメーション界のアカデミーと呼ばれるアニー賞で作品賞(リミテッドシリーズ テレビ/メディア部門 )、プロダクションデザイン賞(テレビ/メディア部門)で最優秀作品に選ばれた『ONI ~ 神々山のおなり』の監督を務めたトンコハウスの堤大介氏。

脚本は堤大介氏と西野亮廣の共同制作となっている。また、プロデューサーは、『どーもくん』やNetflix『リラックマ』シリーズなど、ストップモーションアニメーションを数多く手がけるドワーフの松本紀子氏が務めた。

【あらすじ】

お酒の瓶に閉じ込められた毛虫のようなヘンテコリンな生き物ジョージがある日小さな少女と猫に出会う。依存症と家族をテーマにした13分のコマ撮り短編アニメーション作品。

【スタッフ】

監督:堤大介
原案:西野亮廣
脚本:堤大介/西野亮廣
プロデューサー:松本紀子
制作:dwarf/Tonko House
製作:CHIMNEY TOWN
製作総指揮:西野亮廣

▼『ボトルジョージ』公式サイト
https://www.bottlegeorge.com


ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。2017年より『Culture Cruise』を運営開始。 ライター・インタビュアーとしてカルチャーについて取材・執筆するほか、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。ライブレポートや取材のご相談はお問い合わせフォームからお願いします。