レゲエEDMの先駆者Kēvensが、最新アルバム『Call To Balance』をリリース。
パンデミック中に自身と向き合い制作されたこのアルバムには、レゲエとエレクトロニックの融合により深いメッセージが込められている。
音楽ルーツとボブ・マーリーファミリーとの出会い
Kēvensは、南フロリダでレゲエサウンドシステム文化に出会い、その魅力に引き込まれた。
「Virgin Virgoというサウンドに魅了され、マイクを握るたびにスキルを磨いていた」。
その後、偶然にもボブ・マーリーの兄弟アンソニー・ブッカーとの共演を果たし、音楽への情熱がさらに深まる。
ある日、Kēvensはアンソニーからの誘いで演奏に参加し、ボブ・マーリーの母親と対面する機会を得た。
「演奏中に現れた彼女を見た時、驚きと共に、自分が特別な経験をしていることを実感した」。
アルバム『Call To Balance』に込められたメッセージ
パンデミックによる自己探求の中で生まれた『Call To Balance』は、Kēvensの進化を象徴する作品。
「このアルバムは、カオスの中で調和を見つけ、社会の不平等や環境問題についても考えるきっかけにしてほしい」と語る。
アルバムには、「Battle for Peace」や「World Is Burning」など、社会へのメッセージを含んだ楽曲が収録されているほか、ラテン系コミュニティへの愛と敬意を込めた初のスペイン語楽曲「Soñadores Legales」も含まれている。この曲は、移民としての尊厳や夢をテーマにした特別な一曲。
アジアでの活動と日本への思い
KēvensはULTRA KOREAへの出演で「PLUR(平和、愛、団結、尊敬)の精神を強く感じた」と振り返る。
高松での公演では、ラッシュタイム中に自転車で転倒した若者がいたが、周囲の人々が誰も怒ったりせず穏やかに見守る姿に感動。「日本の文化に深く心を動かされた」と語る。
日本での再公演にも意欲を見せ、「ファンとの再会を楽しみにしている」と意気込みを伝えた。
『Call To Balance』は、Kēvensの信念「Positivity is a Necessity」を体現したアルバム。ジャンルを超えた音楽とメッセージを通じ、日本のリスナーにも新しい体験を届けたいとしている。
『Call To Balance』リリース情報
収録曲
- Battle for Peace
- Soñadores Legales
- Save Me
- This is LOVE
- Little Boy Blue
- World Is Burning
- Burn Down The Throne
- Sweet Lady Liberty
▼配信リンク
https://kevens.lnk.to/CallToBalance
▼Kēvens 公式サイト
https://www.kevens.com