【インタビュー】「GENERATIONSという一枚のパズルがようやく完成した」アルバム『6IX PIECE』

GENERATIONSインタビュー、前回の映画『GENERATIONS:The Documentary』に続き、ここでは12月17日リリースのアルバム『6IX PIECE』について伺いました。

映画『GENERATIONS:The Documentary』インタビューはこちら

活動の軌跡を詰め込んだアルバム

──『PRODUCE 6IX COLORS』の企画は、Culture Cruiseでも6ヶ月連続で取材をさせていただきました。

一同:ありがとうございました!

小森隼:何ヶ月もずっとお世話になって。

──こちらこそありがとうございました! 完成したアルバム『6IX PIECE』ですが、リリースはいつ頃から計画し始めたのでしょうか?

小森:3, 4年…

白濱亜嵐:そんな前じゃない(笑)。

数原龍友:「そろそろアルバムですね」という話になったのは、2024年から2025年に跨ぐ頃です。すでに曲数が多いのと、2026年はLDHの『PERFECT YEAR』もあるので。『PRODUCE 6IX COLORS』に始まり『6IX SENSE』ツアーまで、年内で『6IXシリーズ』を完結させたい、全部終わらせて『PERFECT YEAR』を迎えたいということで、急ピッチではあったんですけど。『6IX PIECE』というタイトルも、どこだったっけ…?

小森:代々木です!

数原:代々木(国立代々木競技場 第一体育館)でやった東京公演の終わりに、みんなで話し合って決めました。一人一人がパズルのピースで、それが集まってGENERATIONSという一枚のパズルがようやく完成したという。ツアーの映像にもパズルが出てくるんですよね。その映像のパズルの絵もすごくかっこいいグラフィックだったので、ジャケットもそれにしました。1年かけてパズルのピースを揃えたというアルバムです。

──そこに新曲「PAINT」なども加わった形で。

中務裕太:そうですね。「PAINT」は何もお知らせせずに突然ライブで初披露だったので、皆さんの、初日のなんだこれ感は忘れられないです。

数原:驚いてましたね。その後も特に情報も出さずにツアーを続けてるだけで(笑)。

小森:ただただ過ぎていくっていう。曲のタイトルも言ってないんじゃない?

片寄涼太:たしかに(笑)。曲名すら言ってなかったかも。

──個人的には「PAINT」が最初で、「Evergreen 2.0」が最後にくるのがアルバムの並びらしいなと思ったのですが。

数原:そうかもしれないですね。でも今回はリリース順が良いよねということで、自ずと満場一致でしたね。活動の軌跡をそのまま詰め込もうということでこの曲順になりました。

佐野玲於:曲順でその時の出来事を思い出せますよね。

2026年の『PERFECT YEAR』に向けて

──アルバムにも収録されている『PRODUCE 6IX COLORS』の6曲について、パフォーマンスなどを経て曲に対しての感じ方が変わったことなどあれば聞かせてください。ではリリース順に!

数原:「True or Doubt」は年の今頃には始めてたんじゃない?

中務:始めてたね。ちょうど1年前の今くらいから(花村)想太くんとやり取りしてた気がします。11月にはボーカルレコーディングが終わるくらいのスピード感でした。だいぶ前に感じますね。初披露が2024年の年末で、今回のツアーでは久々にやらせてもらって、フェスでも序盤戦でスタメン落ちするようになっちゃったんで。

一同:(笑)!

中務:だから久々にパフォーマンスしてますけど、踊っていても歌詞がスッと入ってくるし、お客さんもより歌詞をしっかり聴いてくれているのがパフォーマンスしながら感じられます。

──Da-iCEさんとの曲では、のちにリリースされた「Grounds」もアルバムに収録されていますね。

中務:そうなんです。GENERATIONSからは、変な作曲家の人が(笑)。

小森:世界中の作曲家の中で一番変な(笑)。

白濱:はい、一番変なわたくしが作らせていただきました。

佐野:「Grounds」はお互いのファンの皆さんからのリアクションも、たくさんいただいて嬉しかったですね。

──第2弾は片寄涼太さんプロデュースの「気づいたことは」でした。

片寄:振り返ると11月上旬には歌詞のやり取りをしていたので、これも1年前くらいだと思うと不思議ですね。LINEを振り返ったら、歌詞のやり取りをしている間に、もう亜嵐くんの「Two Steps Back」のデモが上がってきてて。急ピッチでよくやってたなという思いもあります。リリースから半年以上経っているのが不思議な感じもして、GENERATIONSの愛を歌った楽曲のまた新しい一面と、GENERATIONSのステージが上がったような曲になってくれればいいなと思ってライブ演出をしました。ファンの皆さんが気に入ってくれる1曲として、育っていってほしいなという思いがあります。

──片寄さんの初のソロアルバム『Bouquet』の取材もさせていただきましたが、2025年はボーカルレコーディングもたくさんこなして来られましたよね。

小森:リリースおめでとうございます!

片寄:ありがとうございます! 2025年も充実した制作ができましたし、2024年から制作の機会が多かったんだなと思います。グループのプロデュースもすることで、自分のソロ活動というものも明確になっていったのかなと思うので、とてもいい機会でした。

──続いて白濱亜嵐さんプロデュースの「Two Steps Back」です。

白濱:今考えると、裕太くんが甘酸っぱい恋愛の曲を作って、涼太が愛に溢れたピュアな曲を作って、僕はクラブで出会う2人を描くっていう(笑)。恋愛に疲れた2人が出会うという素敵な物語なんですけど。今回のツアーで感じたのは、ミドルテンポだからアゲ曲を狙って作ったわけではなかったんですけど、このBPMでよく盛り上がることになったなと思いますね。

片寄:たしかに! 特殊だよね。

白濱:ノリづらい曲だとは思うんですよ。暴れられる曲でも発散できる曲でもないんですけど、なんか盛り上がるなって。フェスの時にも思いました。

中務:花道でやったよね。

白濱:狙いじゃないところで盛り上がってくれるのって嬉しいなと思いました。今の子たちが好きなテンション感なのかもしれないですね。

──続いては小森隼さんプロデュースの「MY GENERATION」です。

小森:この曲もフェスなどでやらせてもらって、アグレッシブにいろいろな届け方ができる曲になったなという印象はすごくありますね。フェスでストレートにパフォーマンスするというのもありましたけど、2025年9月に開催した『TOKYO GENERATIONS COLLECTION』ではみんなで一つになろうというテーマで、練り歩いて手を振ったりして温かい曲になったりとか。いろいろな角度で届けられる曲だったんだなと感じました。これも早かったですけどね…スタメン落ち(笑)。

白濱:フェスの時期がもう少し後だったから。

小森:ね!2026年の夏にまたやりたいです(笑)。

──そして佐野玲於さんプロデュースの「Magic Hour」です。

佐野:配信だからこそできた曲だったのかなと思います。やってみたいな、聴いてみたいなと思える曲をやらせていただいて、この企画じゃないとできなさそうな感じもしたので、あのタイミングでできてよかったです。パフォーマンスに関しては、僕も歌う部分があるのですがマイクを持って踊るのって難しいなって思いました(笑)。ボーカルってすごいですよね。今も模索中で、ずっと探っています。難しいですね。

片寄:オートチューンとかを入れて今っぽく仕上げている曲なので面白くもあり、レコーディングの難しさはありましたけど、また違う幅を広げてくれた曲だなと思いますよね。

──ラストは数原龍友さんプロデュースの「Summer Vacation」です。

数原:自分は順番が最後だったので、みんながどんな曲を出すのかなってバランスを見て、男の子たちがわいわいしている曲を作らせていただきました。でも作っておきながら「冬までツアーやるのに『Summer Vacation』か…」とはよぎってましたけど(笑)。

中務:思いっきり夏だもんなぁ。

数原:でもまぁそれはいいか、とにかくみんなの夏が楽しくなればいいなって。「今年の夏はこの曲をいっぱい聴いたな」という曲になってくれていたらいいなと思います。

──2025年は本当に活発に活動されていましたが、やりたいことができましたか?

小森:軸をどこに置くかによって、やりたいことも答えも変わってくるかもしれないです。

──グループの音楽活動という軸ではどうでしょうか?

片寄:やりすぎました(笑)!

数原:本当に頑張った方だと思います。

白濱:忙しかったですね! リハーサル期間がずっと続いていた感じがします。

中務:結局ずっとスタジオにいました。だからずっとトレーニングできてましたね。

佐野:本当にあっという間の1年でした。毎年それを言っている気がしますね。2025年はたくさん楽曲のリリースができたので、2026年の『PERFECT YEAR』に向けて、また準備していきたいです。

撮影:小山恭史、インタビュー・文:長谷川チエ


ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。2017年より『Culture Cruise』を運営開始。 ライター・インタビュアーとしてカルチャーについて取材・執筆するほか、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。ライブレポートや取材のご相談はお問い合わせフォームからお願いします。