【今市隆二】洗足学園音楽大学入学式に客員教授として登壇、新入生にお祝いのメッセージを届ける

4月1日、神奈川県川崎市で「2025年度 洗足学園音楽大学 入学式」が行われた。式典の最後には客員教授に就任した三代目 J SOUL BROTHERSの今市隆二が登壇し、新入生へお祝いのメッセージを贈った。

洗足学園ならではの、在校生による多彩なパフォーマンスで入学式は幕を開け、舞台上では躍動感あふれるダンスや繊細なバレエが披露され、オーケストラによる華やかな音楽が会場を包み込んだ。

その後、前田雄二郎学長が式辞を述べ、学ぶことの意義や本学での成長への期待を語った。

また、牧師による洗足学園の由来に関する講話も行われ、新入生たちは真剣な表情で聞き入っていた。

この日、大学・大学院合わせて786人の新入生が入学。式典の最後に今市が登場すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。

ステージに立った今市は「入学式おめでとうございます。今回客員教授として就任させていただいたということで、これまで培ってきた知識をワークショップや授業に来てくれた皆さんに伝えていきたいなと思います」と意気込んだ。

続けて、自身が音楽の世界で歩んできた道のりを振り返りながら、「皆さんに一つだけこの言葉を送りたいと思います。それは『人生一度きり』という言葉です。」と、代表曲「R.Y.U.S.E.I.」のサビを引用し、「この言葉はやる気しかないという気持ち、夢に向かって走っていくしかないという強い気持ちにさせてくれると思います。学園生活という限られた時間で精一杯夢に向かい走ってもらって、精一杯努力して欲しいです。良い事ばかりではなく時には壁にぶつかることもあるかと思います。でも、めげずに何度も何度も挑戦して欲しいです」と夢を追い続けることの大切さを語った。

そして「たくさんの仲間と出会ってキラキラした最高の学園生活を送ってください。皆さんと触れ合いながら自分も客員教授としても、アーティストとしてもまだ叶えたい夢があるので、切磋琢磨していけたらと思います」と決意を述べ、新たなスタートを切る新入生たちへ温かいメッセージを贈った。

「仲間のような近い距離で一緒に頑張りたい」

式典後には、今市隆二と前田英三郎本部長が囲み取材に応じた。

今市は、「現役アーティストをやりながら客員教授をやるということで、自分にしか伝えられないことがあると思う。地元にも貢献しながら、未来に向けて生徒たちのために頑張って生きたい」と改めて意気込みを話した。

また、「自分たちはLDHという総合エンタテインメント企業に所属しているので、ライブを始め、LDHとのコラボレーションで色んなことを経験してもらいたい」と話し、今後の展望に期待を寄せた。

さらに、どんな種類の先生を目指しますかという質問に対して、「先生というよりは、仲間のような近い距離で接して生徒と一緒に頑張っていけたら」と笑顔を見せた。

また、前田英三郎本部長は今市の客員教授就任に関して、「生徒たちに想いを伝えて欲しいと思い、かなり前から依頼していた。昨年、学園の100周年、川崎市の100周年のタイミングで式典にも出演いただき、今年やっと就任いただくことが叶った」と喜びを語った。

今市は今後、客員教授として洗足学園音楽大学で教育に携わり、学生たちの成長をサポート。洗足学園は、今市の豊かな音楽経験を活かし、より実践的な学びの場を提供していく方針だという。


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山口県生まれ、東京都育ち。2017年より『Culture Cruise』を運営開始。 ライター・インタビュアーとしてカルチャーについて取材・執筆するほか、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。ライブレポートや取材のご相談はお問い合わせフォームからお願いします。