PSYCHIC FEVERインタビュー後編では、オリジナル3rd EP『PSYCHIC FILE Ⅲ』の制作や、6月から始まる『PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2025 “EVOLVE” in JAPAN』についてお聞きしました。
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全曲が挑戦の『PSYCHIC FILE Ⅲ』
──そして移籍第1弾として今回の3rd EP『PSYCHIC FILE Ⅲ』がリリースされますが、いろいろなトピックがあった中で、いつ頃制作されたのでしょうか?
剣:U.S.ツアーが終わってすぐくらいです。
渡邉廉(以下、渡邉):2ヶ月前くらいですかね。
中西椋雅(以下、中西):いつものように期間は短いですね。トレンドを追いかけて(笑)。
WEESA:『PSYCHIC FILE』としては3作目になるんですけど、『PSYCHIC FILE』は僕たちの挑戦であったり、実験ファイルのような形で作らせていただいているので、全曲がそれぞれの挑戦です。個人的には英語が多いので時間がかかったのですが、よりネイティブに寄せるために発音の矯正をしてもらいました。「Gelato」は今までやったことのないような甘いバラードなんですけど、夏の爽やか感もあったり、1曲1曲にいろんな思いが込められています。

小波津志(以下、小波津):もちろん全部の作品に気合いは入れているんですけど、移籍第1弾ということもあって、より気合を入れてレコーディングさせていただきました。『PSYCHIC FILE』の1作目と2作目は、どちらかというとツアーに向けて制作した楽曲が多かったんですけど、今回は内に秘めた大人な雰囲気を4曲から感じていただけると思います。
半田龍臣(以下、半田):英語というのが難しかった点もあったんですけど、ワーナーさんの担当も立ち会ってくれて今回から英語の発音矯正もしっかり入ってくれていたので、そこが今までと違うポイントでした。

──発音矯正というのはどのように行われたのでしょうか?
渡邉:レコーディングしながら、その場でアドバイスをいただいたりしました。
小波津:アクセントの場所が違うところを教えていただいたりだとか。
剣:こうするともっと良くなるよという、音の矯正とかですね。英語でやる以上は、ただノリで取り入れるのではなく、妥協せずしっかりとこだわっていきたいと思います。

──例えば「Gelato」は歌詞の9割が英語詞だということですが、1割日本語を残したことにはどのような意向があるのでしょうか?
JIMMY:自分たちのコアでありルーツである部分なので、日本語は絶対に入れたいというのがありますし、海外へ行くにしても、日本から海外へということを目標としています。自分たちのストロングポイントである日本語を混ぜるというのは、自分たちの個性としても大切な要素なのかなと思います。
──PSYCHIC FEVERの楽曲は難易度もどんどん上がっている気がするのですが、デモを聴いて自分のものにする作業の難しさはなかったですか?
WEESA:今回の楽曲は特に難しかったなと思います。「Reflection」はレコーディングもすごく時間がかかりました。英語というだけではなくて言葉が詰まっていたりとか、今までやったことのないフロウもあって雰囲気を作るのも難しかったんですけど、今までよりもレベルアップしたものを見せたいというのがありました。だからこそ時間をかけてしっかりと作り上げてきたので、喜んでもらえたら嬉しいです。
小波津:「Reflection」は僕も時間をかけて録りました。日本語と英語の境目をなくすというか、発音まで一つ一つを意識して、日本語の発音やアクセントを変えてみたりというのも試行錯誤して。JIMMYくんも立ち会ってくれていたので、分からなくなったら聞いたりもしました。日本語はアレンジができるんですけど、今後は英語でもそれが必要になってくると思うので、表現方法として今後の課題になっていくのかなと思います。

半田:何とかみんなで乗り越えて完成できたので、『PSYCHIC FILE Ⅲ』にはU.S.ツアーも終わってからの進化した姿が収められたかなと思っています。
──MVはどんな内容になっていますか?
中西:「Gelato」は全編沖縄で撮影しまして、自然の中だったり、ヴィラに行ったりしました。
半田:「A&W」(ファストフードレストラン)にも行けたし!
JIMMY:海はどうだったっけ? 一瞬?
小波津:道中(笑)。
──じゃあ映像に海は収まってないんですね?
渡邉:僕のシーンはヴィラだったんですけど、海、見えました!
JIMMY:映像に映ってる? きみが見たかは聞いてないんだ(笑)。
中西:海以外の自然がメインだったかもしれないですね(笑)。
グループの生き様をみせる『EVOLVE』ツアー
──6月からの『PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2025 “EVOLVE” in JAPAN』はどのようなツアーになりそうですか?
WEESA:今絶賛、それぞれが制作しているところです。『EVOLVE』なので、成長とか進化したものをお見せしたくて、昔の楽曲だったりだとか、当分披露していない楽曲もやるかもしれないですし、それが違う形で観られるのが今回のツアーの強みです。ジョン(フォシット)さんが今回もプロデュースに入ってくださっているので、U.S.ツアーで得たものも発信していきたいですし、レベルアップしたものを見せていけたらと思います。
渡邉:またお世話になります。
剣:ジョンさん登場ですよ!
──やったー! 前回のインタビューでは、U.S.ツアーが今年の基盤になるとJIMMYさんもおっしゃっていたのですが、それを汲んだ内容になっているのでしょうか?
JIMMY:まさにそうです。U.S.ツアーでは全曲編曲したんですけど、今回も半分以上がそうなりそうで、U.S.ツアーの内容は日本でまだ1回もやっていないのでそれもお届けしたいし、自分たちが本当に良いと思ったものはそのまま残して。自分たちの進化って何だろうと考えた時に、「昔の楽曲を今だったらこう表現するよね」ということになったんです。「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」で知った方も、『PSYCHIC FILE』の過去作品だったり、アルバム『P.C.F』だったり、まだまだ聴いたことがない楽曲があると思うので、あえてここでやるのがいいのかもねって。ちょっと早いかもしれないですけど、原点回帰のような、ここまで進化したよというのが見せられるようなツアーになるかなと思います。

中西:今回で3回目の単独ツアーになるので、見ても楽しめるような演出とか、今まであまりやったことがなかったので入れたいなと思っています。ステージの打ち合わせにも入らせてもらっているので、全体の演出も楽しんでいただきたいですね。来年はワールドツアーをしたいという目標がありまして、今年の6月からまずは「in Japan」という形ですけど、それ以降も「in 〇〇」というように、世界各地に繋げていけたらと思います。

渡邉:今回は進化ということで、PSYCHIC FEVERの生き様というか、これまで歩んできて得たものすべてをぶつけて、そしてさらに進化するというPSYCHIC FEVERのすべてをお見せできるライブになると思うので、最初から最後まで飽きさせません。PSYCHIC FEVERへの好き度だったり熱量も更新していくと思うので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。スペシャルなパフォーマンスもたくさん控えているので、そちらも注目しながら見ていただきたいと思います。

──過去の楽曲も楽しみにしつつ、『PSYCHIC FILE Ⅲ』も聴き込んでいくとより楽しめるような内容ということでしょうか?
剣:はい!3曲目の「EVOLVE」はツアータイトルにもなっている楽曲です。この楽曲制作時にもライブを意識して作ったというのもありますし、EPを聴いて楽しみにしていただけたらなと思います!
撮影:小山恭史、インタビュー・文:長谷川チエ
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PSYCHIC FEVER オリジナル3rd EP
「PSYCHIC FILE III」

2025年6月18日(水)発売
▼ストリーミング&ダウンロード
https://psychicfever.lnk.to/PSYCHICFILE3
▼PKG予約リンク
https://psychicfever.lnk.to/PSYCHICFILEIII
『PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2025 “EVOLVE” in JAPAN』
■公演日程
【宮城公演】
日程:2025年6月 7日(土)
会場:SENDAI GIGS 開場:15:00 /開演:16:00
【愛知公演】
日程:2025年6月12日(木)
会場:Zepp Nagoya 開場:17:30 /開演:18:30
【東京公演】
日程:2025年6月19日(木)
会場:Zepp DiverCity (TOKYO) 開場:17:30 /開演:18:30
【福岡公演】
日程:2025年6月27日(金)
会場:Zepp Fukuoka 開場:17:30 /開演:18:30
【大阪公演】
日程:2025年6月29日(日)
会場:Zepp Osaka Bayside 開場:16:00 /開演:17:00
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