8月29日~8月31日にタイ・クイーンシリキット国際展示場にて開催された『バンコク日本博2025』に、PSYCHIC FEVERとLIL LEAGUEが出演した。
2015年に初開催され、今年で10周年を迎える『バンコク日本博』は、3日間の開催期間中に延べ約10万人を動員するタイ最大級の総合日本展示会。
LDH JAPAN所属アーティストの出演は、今回で4年連続となる。
2022年にBALLISTIK BOYZとPSYCHIC FEVERが出演を果たし、2組にTHE RAMPAGEを加えて出演した2023年は過去最大の観客動員を記録。
2024年はGirls²が初出演するなど、4年にわたって日本とタイを繋ぐ役割を果たしてきた。
今回の『バンコク日本博2025』は、PSYCHIC FEVERにとっては2年ぶり3回目の出演となり、LIL LEAGUEは初出演かつ初の海外パフォーマンスとなった。
さらに、31日にはメインステージにて小波津志によるソロライブも開催された。
オープニングセレモニー
29日に行われたオープニングセレモニーでは、記念撮影の後に、小波津がタイの人気アーティスト・Firstとともにテーマソング「วาดฝัน(未来を描いて)」を歌唱。
タイと日本を代表するアーティストがタッグを組み、長年にわたって歌い継がれてきた大切な一曲を、心をこめて伸びやかに歌い上げた。

続いてPSYCHIC FEVERが登場し、タイの音楽プロデューサー・NINO率いるHYPE TRAIN PRODUCTIONチームが書き下ろした「FIRE feat. SPRITE」を披露。曲名の通り会場を熱く盛り上げるパフォーマンスで、LIL LEAGUEへとバトンを繋いだ。
PSYCHIC FEVERに続く形で登場したLIL LEAGUEは、「刺激最優先」をエネルギッシュに届け、初の海外ライブとは思えない堂々としたステージを繰り広げた。
「LDH SPECIAL LIVE STAGE」
30日19時30分(現地時刻)からメインステージにて行われた「LDH SPECIAL LIVE STAGE」は、2組合同のダンスパフォーマンスでスタート。

13人が一斉に登場すると、グループが混ざり合い、ステージを広く使ってダイナミックに舞い踊る。
途中で順にソロパフォーマンスも取り入れ、個々のスキルを存分に発揮させながら互いの熱をぶつけ合った。
続いてLIL LEAGUEのステージ。
「GATEWAY」で「みんなで騒ぐ準備は出来てるか?」と観客と一緒になって楽しんでいくことを呼びかけると「Lollipop」へ。サビで観客の〈Lollipop〉の掛け声も響き、それに応えるように6人のパフォーマンスにも熱がこもっていく。

低くうなるようなボーカルも印象的な「Beat Loud」では〈Wait〉の部分で楽曲が停止し、難波碧空が以降のパートをアカペラで歌い上げる。こうしたライブならではのアレンジを見せてくれるのも、LIL LEAGUEの魅力だ。
タイ語で1人ずつ自己紹介を行った後、今度はそれぞれの歌声を聞かせるように「48 BARS RELAY」で個性あふれるラップを披露。

7月にリリースされた5thシングルの表題曲「真夏ノ花火」を経て、観覧車が1周する時間での恋愛模様を描いたバラード「15分」では、6人の切ない歌声に観客は聴き入っていた。
オーディション時代から歌い続けている「Rollah Coaster」を軽やかに届けた後は、ラストの「Youth Spark」へ。終盤で観客とコール&レスポンスも行い、にぎやかにステージを締めくくった。
PSYCHIC FEVER は、6月にリリースした3rd EP『PSYCHIC FILE III』のリード曲「Reflection」でライブをスタート。

観客とのコール&レスポンスから「RICH & BAD」へと繋げ、鋭いボーカルとキレのあるダンスで会場を一気に盛り上げていく。
MCでは1人ずつ挨拶をした後、小波津が「Repeat after me!」と呼びかけると、渡邉廉のビートボックスに乗せて「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」のサビが届けられた。そこから、お馴染みのイントロが響いて楽曲へ突入すると、曲の随所で大きなシンガロングが発生。観客の熱量の高さが、この曲やPSYCHIC FEVERの存在の大きさを物語っていた。
「Paradise」をしなやかにパフォーマンスし、「Up and Down」「Tokyo Spiral」で会場を揺らした後は、タイコラボ曲「SPICE feat. F.HERO & BEAR KNUCKLE」へ。
「Gelato」で甘く儚い雰囲気を演出すると、メンバー全員でクラップを煽り、「BEE-PO」へと繋げていく。

歌唱後には、2026年1月17日にタイ・バンコクでワンマンライブ『PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2025 “EVOLVE” in THAILAND』を開催することを発表。
歓喜の声があがるなか、再会を約束するように「What’s Happenin’」を明るく届けた。
「More song!」と告げたPSYCHIC FEVERは、LIL LEAGUEを再びステージに呼び込む。
13人と観客とでタオルを回しながら「IGNITION」を歌唱すると、今度は全員で「ビビデバビデブー」をコラボパフォーマンス。
2組によるこの日だけの特別な時間が届けられた。

最後に、小波津が代表して「これからも日本、タイ、世界中をエンターテインメントで繋いでいけるように、そして“Love Dream Happiness”を皆さんに届けていけるように頑張っていきますので、これからもあたたかい応援よろしくお願いします!」と挨拶し、この日のステージは幕を閉じた。
小波津志 ソロライブ
31日には、小波津のソロライブが開催。
ステージに登場してスタンドマイクの前に立った小波津は、7月にリリースされたフィリピンのバンド・Lola Amourとのコラボ曲「The Moment」を披露。
曲間で観客と和やかにコミュニケーションを取りながらDOBERMAN INFINITYの「Baby」へと繋げると、今度はステージを左右に移動しながらファンの近くで歌声を届けていく。

自身が出演した『niko and …』タイ限定WEB CMの映像をバックに歌われた「ยินดีที่ไม่รู้จัก」では、途中で客席にマイクを向け、明るいメロディに乗せて観客のシンガロングも響きわたった。
NuNewの「หมอนอิง (Anything)」、Jeff Saturの「แค่เธอ (Why Don’t You Stay)」とタイ出身のアーティストの楽曲を続けて歌唱した後、「友達を呼んでもいいですか?」と問いかけてステージに呼び込んだのは、LIL LEAGUEの中村竜大。

2人で「15分」をしっとりと歌い上げ、終盤では美しいハーモニーが会場を包んだ。
「またステージで会いましょう」と約束を交わして中村を見送った後、テーマソング「วาดฝัน (未来を描いて)」をソロで歌唱。
最後にF.HEROとBright Wachirawitの「SAD MOVIE」をカバーしてステージを終えた。

3日間にわたって、タイの観客の前で渾身のステージを届けたPSYCHIC FEVERとLIL LEAGUE。2組のパフォーマンスと観客の熱気は、音楽で人と人が繋がれることを強く感じさせるものだった。
PYSCHIC FEVERツアー情報
PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2025 “EVOLVE” in TAIPEI
【日程】
2025/10/12(日) 開場 16:00 / 開演17:00
※現地時間
※予定となり変更となる場合がございます。
【会場】
三創生活園区5F CLAPPER STUDIO
【一般販売】
2025/8/31(日)13:00 ※日本時間
▼詳細はこちら
https://ibontw.com/PCF_LIVE
PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2025 “EVOLVE” in THAILAND
【日程】
2026/1/17(土)
【会場】
Live House @Search Studio, Bangkok, Thailand
※詳細は後日発表
▼PSYCHIC FEVER公式サイト
https://m.tribe-m.jp/artist/index/262
LIL LEAGUEツアー情報
LIL LEAGUE LIVE EVENT 2025 “LIL (W)INK”~一生懸命、あなたの心に届くまで~
・7月12日(土):新潟LOTS(新潟)
・7月21日(月・祝):福井CHOP(福井)
・7月31日(木):PENNY LANE24(北海道)
・8月3日(日):神戸Harbor Studio(兵庫)
・8月11日(月・祝):LIVE ROXY SHIZUOKA(静岡)
・8月17日(日):熊本B.9 V1(熊本)
・8月23日(土):柏PALOOZA(千葉)
・9月5日(金):水戸ライトハウス(茨城)
・9月13日(土):高松MONSTER(香川)
・9月23日(火・祝):岡山CRAZYMAMA KINGDOM(岡山)
・10月3日(金):HEAVEN’S ROCK さいたま新都心(埼玉)
・10月11日(土):YOKOHAMA Bay Hall(神奈川)
・10月16日(木):仙台RENSA(宮城)
・10月26日(日):四日市CLUB ROOTS(三重)
・11月1日(土):滋賀U★STONE(滋賀)
・11月15日(土):広島クラブクアトロ(広島)
・11月21日(金):京都FANJ(京都)
▼LIL LEAGUE公式サイト
https://lilleague.jp/
▼その他の写真はInstagramへ
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