【連載小説】音を書く(1)

連載小説「音を書く」序章〜第二章 序章 プロローグ  望(のぞむ)が指定した場所には、原稿が入った分厚い封筒がたしかに置かれていた。  病院の中は季節がないけれど、裏庭に一歩出れば、桜色のうららかな世界は今年も始まってい … 続きを読む 【連載小説】音を書く(1)