【出会いの縁は三代目JSBだった】歌が導いた2人が立つ場所、目指すステージ

ライターの長谷川チエ@Hase_Chieです。Culture Cruiseでは、カルチャーを作る人をフォーカスするFeaturingプロジェクトを始めます。第1回目は、Culture Cruiseも大好きな、三代目 J Soul Brothersが縁になって出会ったという男性お二人のお話です。

お話を伺っているうちに、今回取材させていただいたマサキさんと私の地元が同じ町内の〜丁目まで一緒で、さらに同じ幼稚園に通っていたという超絶ミラクルな事実が判明!テンションぶち上げのまま始まったインタビューをお届けします!

Culture Cruise feat. Masaki, Mitsuru

マサキさん(写真左)とミツルさん(写真右)

お二人がお店に入ってきた途端空気が変わって、華のある方々だなというのがすぐに伝わりました。とってもスタイルの良いお二人です。

【ミツルさん】

1989年4月11日生まれ
出身:福井県
職業:Webマーケター

▪️2010年「VOCAL BATTLE AUDITION2〜夢を持った若者達へ〜」に参加。
▪️名古屋、大阪、東京へ渡ったのち、カンボジアや台湾でも計3年間、現地で働きながら生活をする。
▪️現在は東京のベンチャー企業でWebマーケターとして活躍中。

 【マサキさん(Masaki)】

1992年1月19日生まれ
出身:東京都
職業:歌手(UN-KNOWNメンバー)

▪️Toy’s factory主催Luv and Soul追加メンバーオーディション(15,000人の中から優勝)
▪️スターダストレコード主催オーディション (ファイナリスト)
▪️ワタナベエンターテインメント主催オーディション (審査員特別賞)
▪️ユニバーサルミュージック オーディション (優秀賞)
▪️バレンタイン企画オーディション (ファイナリスト)
▪️研音の俳優部門にもスカウト

お二人で学園祭や結婚式の余興などにもご出演されています。

出会いのきっかけ

キメ顔だけど乾杯しているのは激甘メープルシロップだという

ーーお二人とも今日はよろしくお願いいたします!まずはお二人のなれそめについてお伺いさせてください。

ミツル:2016年の12月に、フジテレビの「ものまね紅白歌合戦」という番組のオーディションに、お互い別々で、今市さんと登坂さん似ということでエントリーしていたんです。そこで意気投合して以来の仲です。

マサキ:本選には届きませんでしたけど、僕は前夜祭の宣伝番組には出させていただいて、三代目JSBの「Best Friend’s Girl」を歌いました。

ーーそのステージ、ぜひとも見てみたかったです。それにしてもお二人めちゃくちゃ仲いいですよね!出会って2年足らずというのが信じられないくらい。関西のノリのような?

ミツル:僕が福井県出身で京都の隣だからですかね!まだまだ2人で行きたいところがたくさんあるんですよ(笑)

ーー恋人かよ!番組をきっかけに、お二人でも活動されているんですよね?

マサキ:結婚式の余興や、学園祭などで出演依頼も受けています。普段はそれぞれにやりたいこと、目指している夢があるので、今はそのために頑張っています。

ーー結婚式の幸せな瞬間にも立ち会っているのですか!?それって素晴らしいことですね!

お二人の番組にエントリーするその行動力が素敵ですよね!そこでこんなに良い出会いもあったわけですし、筆者も見習いたいです。

VBA2のオーディションを受けたことも

手際よくパンケーキを切り分けてくださる紳士なミツルさん

福井県から名古屋、大阪と移住し、23歳で上京したミツルさん。カンボジアや台湾での貴重な就業経験を経て、現在はメディアのディレクションなど、Webマーケターのお仕事をされています。

そんなミツルさんも歌手を目指していたことがあり、三代目JSBの今市隆二さん、登坂広臣さんと同じように「VOCAL BATTLE AUDITION2」も受けたのだそう。

ミツル:EXILEに憧れていて、名古屋で専門学校に通いながら、週末はずっとEXILEのDVDを観ていました。その影響もあって、歌やダンスを習ったり。そしてVBA2を受けたんです。

ーーあの3万人の中に、ミツルさんもいらしたのですね!今市さん、登坂さんに決まって、率直にどう思われましたか?

ミツル:純粋に2人を応援したい!と思ったのと、これからどんどん大きくなっていく姿を見守って行こうと思いました!

ーーなんて素敵なこと!あの時同じ会場にいたミツルさんが今もお二人を応援しているというのが、なんだか感慨深くて。現在の見違えるほど成長された今市さんや登坂さんの姿は、ミツルさんの目にどう映っていますか?

ミツル:めちゃくちゃ輝いてますね!憧れになってます!

ーー泣ける……うぅぅ…。彼らに届いてほしい言葉です。

ミツル:それから大阪、東京、その後は海外に渡って、カンボジアや台湾で働きながら暮らしました。まだまだ海外でたくさんのことを経験したくて、そのために必要な土台づくりを今行っています。

そうにこやかに話してくれたミツルさんですが、「今でもボイトレに週1で通っていますけどね」という言葉に驚きました。

ーー今は違う道を選んだものの、週1でボイトレに通い続けるなんて、なかなかできることではないですよね。

ミツル:マサキのバックアップになるのなら、と思って続けています。あとは、もしどこかからお声が掛かったらいつでも行けるように、そういう機会があればやりたいと思っているので。

ーー歌を志し、海外で働いた後、東京に戻ってWebマーケターの職業を選んだ理由は?

ミツル:チエさんをはじめWebライターさんもそうだと思いますが、“どこにいても働ける環境” を作ろうと考えたからです。そうすれば、海外でさまざまな経験を身につけるという目標が達成できますよね。

“どこにいても仕事ができる” ノマドワーカー。海外に渡って価値観を磨いたミツルさんが選んだのは「自由に働く」「人と違ったことを経験する」という暮らし方だったのです。

住む場所やこだわりを捨てて自由に生きるのは一見簡単そうに見えますが、環境が変わることへの恐怖心と引き替えに、強い決断力も必要なはず。今そのためにできることを全力でやる、というアグレッシブな姿勢も素敵です。

それでも、「楽しそうだったらとにかくやってみる」というスタンスを持ち続ける朗らかな性格が、その思いを支えつつ、バランスを取っているようにも映りました。

海外に行ったら、ミツルさんのファインダーごしに見えた景色や新しい価値観を、ぜひ見せていただきたいですね!

ニューアルバムもリリース

なぜかシロップを持つマサキさんとCulture Cruiseをチェック中のミツルさん

「チエさんの思うように書いてください」と寛大に受け入れてくださったマサキさん。現在はソロ活動とともに、2人組ユニットUN-KNOWNとしても活動中です。

ミニアルバムを発売するための費用を、クラウドファンディング で集めました。60万円の目標額をすぐに達成したそうですが、それも日々の活動があってこそ。夢に向かって努力する姿が、人々の支援の輪を広げたのですね。

ーークラウドファンディング でアルバム制作って、ユニークな試みですよね。どんなアルバムになる予定ですか?

マサキ:今回はすべて新曲のミニアルバムにする予定です。これからレコーディングに入って、5曲完成させます。

ーーハードスケジュールでしょうけれど、楽しみにしています!クラウドファンディング ではさまざまなプランがあって、しかも全部予約済みになってて。すごい人気!

マサキ:クルージングプランとか、1日デート権なんかもあったり…

ーーうおおお!ファンの方にとっては忘れられない1日になりますよね!

ミツル:それすごいな!

ーーマサキさんの好きなアーティスト、目指すアーティストは?

マサキ:ブルーノ・マーズかな!(Culture Cruiseの記事を見て)チャーリー・プースも大好きです。先日カバーも歌いました。

ーー良いですよね!私も大好きで、ブルーノのライブ行きました!

マサキ:そうなんですか?僕も行きました!最高でしたよね(ここでブルーノ話が続く…)。洋楽も大好きで、R&BもPOPSも歌うので、“POPS-R&B” というジャンルで歌っています。

ーーすごく良いですね、そのジャンル!

 

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Masaki (UN-KNOWN)さん(@masaki_unknown)がシェアした投稿

(マサキさんのInstagramより)

ーーところで、マサキさんのInstagramでは、三代目JSB関連のハッシュタグをつけた投稿もありますが、JSBが入り口でマサキさんのファンになる方も多いのですか?

マサキ:多いですね。今は入り口として、名前を知ってもらいたいという思いがありますが、登坂さんに似ているという理由でライブを観に来てくださるのでも、僕の歌を良いと思って応援してくださっても、どんな形でも嬉しいんです。人によって求めるものは違って良いと思ってます。

ーーどんな応援の形でも、マサキさんが歌を歌うことに変わりはないですものね。柔軟な考えが素敵です。マサキさんのファンの方は全国にいらっしゃると思うのですが、お会いする機会ってあるのですか?

マサキ:東京や大阪ではライブもやっているのですが、地方のファンの方にはお会いできる機会が少ないので、案件があれば他の場所でもどんどんライブをしたいです!

ーー実現したらぜひ観に行きたいです!新曲も楽しみにしています。

質問に対してとても真摯に向き合い、まっすぐに語ってくれたマサキさん。明確な夢を抱いている方は、何を聞かれてもすぐに答えが出てきます。問いかけに対し、嘘のない言葉ですらすらと話す表情からは、強い意志が感じられました。

今のご自身の立場を理解し、求められることに柔軟に対応する。そんな賢さを持ち合わせていて、まさに音楽の世界で生きる方だなという印象を受けました。

三代目JSBに似ていると言われることについて

ーー三代目のヴォーカルに似ていると言われることについてはどう感じていますか?

マサキ:三代目ファンの方が僕の応援をしてくださることもあるので、嫌だとは感じていません。ただ、それはきっかけとして捉えているので、そこから先は歌手としての僕自身を見て、歌声を聴いていただけるように、個性を伸ばしていきたいと思っています。

ミツル:三代目は僕らも大好きですしファンなので、ライブに行ったりもします。会場で「写真撮ってください」とよく頼まれたりもするんですよ!

ーーお二人が会場にいたら絶対目立ちますもんね!

マサキ:まだまだこれからですが、いつかは自分も、後に続く人が「マサキに似てるよね」「憧れるよね」と言ってもらえるような存在になれるように頑張りたいです!

ーー素敵な目標ですね!まだまだ聞きたいことはたくさんあるのですが、最後にお二人の夢を聞かせてください。

マサキ:武道館でライブをすることです!歌手としてもっと有名になって、上を目指したいです。

ミツル:世界一周です!日本にないものをたくさん見たい。

マサキ:応援するよ(笑)

ミツル:ありがとう!応援したところで…やけどな(笑)

それぞれのフィールドで自分らしく

うらやましくなるほど仲の良いお二人。お二人から強く受けた印象は、行動力、そして柔軟性です。

ミツルさんはマサキさんの活動を全力でバックアップされていて、その関係がなによりも素晴らしく、それがお互いの刺激になり、力に変わるのでないかと感じます。

彼らはそれぞれのフィールドをきちんと保っていて、自分らしく生きる場所がどこにあるのか、常に探し求め、貪欲に努力を続けていく。その姿こそがお二人の持つ魅力であり、お手本にしたいところです。

そしてとにかく感じたのは、お二人の礼儀正しさや、人柄の良さでした。一見するとクールな印象ですが、実際にはとても気さくで、その雰囲気をお伝えしきれないのがもどかしいくらい!

取材のご連絡やお会いしてお話する時も、終始和やかな空気を作ってくださったり、気遣いもしていただいて。最初に目が合った瞬間に笑顔であいさつしてくださって、「あ、絶対にいい人だな」というのを感じ取りました。

お二人のお話を聞いて、夢を追いかけて邁進中の身であるCulture Cruiseも筆者も、もっともっと上を目指して頑張りたいと、とても刺激を受けました!

マサキさんの歌手活動、ミツルさんの自由に生きるという二通りの生き方を、Culture Cruiseは今後も見つめ続け、見習って、全力で応援していきます!

インタビュー・文 : 長谷川 チエ(@Hase_Chie


マサキさん、ミツルさんのお二人で結婚式の余興や学園祭のオファーも受付中です!お問い合わせはお二人のSNSまで。さらに、マサキさんの活動や最新情報もチェックできます!ぜひフォローしてください!

<マサキさん>
Instagram:masaki_unknown
Twitter:@masaki_unknown

<ミツルさん>
Instagram:326karats

ABOUTこの記事のライター

山口県生まれ、東京都育ち。別業種からフリーライターとして独立後、Culture Cruiseメディアを立ち上げ、『Culture Cruise』を運営開始。現在は東京と神奈川を拠点としている。 カルチャーについて取材・執筆するほか、楽曲のライナーノーツ制作、小説や行動経済学についての書籍も出版。音楽小説『音を書く』が発売中。趣味はレコード鑑賞。愛するのはありとあらゆるカルチャーのすべて!!